ヤングブラッズのジェシ・コリン・ヤングがグループ結成以前に録音していたデビュー作。弾き語りのブルージーなフォーク・アルバムです。ただし、音はフォークだし、全曲他人の曲やトラディショナルなのに、のちの時代と変わらぬ彼の声には、そこで鳴っていながらそこにはとどまっていないという印象があります。それを“ロック”と言うならそうなのかもしれません。このオリジナルは、まったく売れなかったこともあり、相当にレアです。音も70年代のリイシューとは比べ物にならないほど深い!
(LP)Soul Of A City Boy, The