「神経症のための休符」。なんと不思議なタイトル。20世紀半ばのプログレッシヴな作曲家アレック・ワイルダーの楽曲を、ギタリスト/アレンジャーのマンデル・ロウが採り上げたアルバム。ウェストコーストでジョン・グラースらが取組んでいた「Jazz Lab」に近いサウンドです。曲のタイトルも含め、構造が明らかに変わっているワイルダーの音楽を慎重にコンボ演奏しています。これはスリリング! イーストコーストクールジャズの副産物、あるいは極北。英文解説はフランク・シナトラ。
(LP)Tacet For Neurotics : The Music Of Alec Wilder (1961 reissue)