1960年代のある時期まで、Columbiaの屋台骨を支えたのは、ジョニー・マティスの売上だと言っても過言ではありませんでした。ブロードウェイの名曲をアップテンポ(ラルフ・バーンズ編曲)とバラード(グレン・オッサー編曲)に分けて2枚組で制作するという贅沢なコンセプトも、その人気故に可能になったこと。しかし、それを割り引いたとしても、この時代のマティスの歌の上手さ、躍動感はずば抜けています。とことんショービズ的でありながら、一種独特の透明感があるのも魅力です。1964年になってようやく分売が実現しますが、オリジナルはこの2枚組です。