「Take Five」のヒットのためか、コマーシャルなイメージが強いですが、着想やリズムへのアプローチなど、実はメチャ先進的な人です。ブラジル産ではなく、自作とアメリカのスタンダードをやる。それがタイトルの由来。タイトル曲「Bossa Nova U.S.A.」からして通常のボサとアクセントの付け方が違う。ボサにあってボサにあらず、という感じのリズムの組立がユニーク。プロデュースはテオ・マセロ。そういえば、ブルーベックのことをプログレッシヴ・ジャズと評するファンとアメリカで遇いました。
【曲目】Bossa Nova U.S.A. / Vento Fresco / Trolley Song / Theme For June / Coracao Sensivel // Irm o Amigo / There'll Be No Tomorrow / Cantiga Nova Swing / Lamento / This Can't Be Love