1940年代当時にアメリカではクラシックのメロディをポップに歌い演奏することが流行。そうしたトレンドにキャバレロが呼応した作品で、ブラームス、チャイコフスキー、ショパンなどのメロディが、オーケストラ伴奏を従えつつポップに演奏されます。キャバレロの名演とされる「ワルソー・コンチェルト」は、このアルバムに収録されています。これがA面。B面にはコンボ演奏によるラテンやブギウギ、セミクラシック。こちらもまた可愛らしい演奏です。40年代に発表した2枚の10inch音源で、彼の初期の姿が伝わります。(3,300円)
(LP)From Brahms to Boogie Woogie