日本をテーマに童謡や唱歌のラウンジ化を狙ったオリエント路線のアルバム。ウェルナー・ミュラー(リカルド・サントス)の持つ大胆なセンスでの一枚です。自作曲での日本の解釈も、かなり独自。琴やストリングスとパーカッションが乱舞するタイトル曲(「さくらさくら」の高速ラテン)がすごい。なお本作にはモノ音源と、後年のステレオ音源の二つがあり、ステレオ音源のモノラル盤もあります(ややこしい)。「夕焼け小焼け Sunset」のアレンジ違いがポイントで、本盤は3コーラス目がロックンロールになるステレオ=モノ盤です。