フランク・シナトラやナット・キング・コールのバックでオーケストラ・アレンジを担当、ゆっくりとその名声を高めてきたネルソン・リドルにとって、2作目のリーダー作。聴けば聴くほど手の込んだ精巧な作品ながら、どこまでもジェントルでやさしいストリングス・ムード。管楽器の音色は控えめです。タイトル曲ではサンディ・スミスという女性シンガーの素晴らしい歌声(ネルソン・リドル作曲)も!音楽そのものが極上の調度品として紳士たちの間で通用していた最後の時代の良き雰囲気をとらえた素晴らしい作品です。(3,520円)
(LP)Tender Touch, The (UK press)