アル・カーシャのプロデュースで、晴れやかな持ち味を存分に活かした代表作。ビッグバンドでうきうきと踊らせてくれる「Cotten Fields」「Around The World」「Volare」あたりからとりあえず入門。ポップスとしてヒットした「Go Away Little Girl」や「Moon River」の柔らかいポップセンスにも心ほだされます。奥様のイーディ・ゴーメとともにに人気絶頂期だけに、サウンドもゴージャスかつきめ細やか。.
すごい迫力のジャケット! まさに恋の傷をにらみかえしてます! トニー・フィッシャーはLAのジャズクラブなどで活動し、唯一のローカルヒット「The Big Hurt」とこの同名アルバム(こちらも生涯唯一)で知られる女性シンガーです。ポピュラー・シンガーでありながら、ロックンロールやポップスの変化を反映したサウンド。彼女の歌も迫力だけでなく丁寧な表現力とおおらかさがあって素晴らしいです。タイトル曲はガールポップ的にも聴けます。.
【曲目】Lover / Baby Won’t You Say You Love Me / Manhattan / With A Song In My Heart / You Must Have Been A Beautiful Baby / It’s Magic // You’re My Girl / Heart And Soul / There Will Never Be Another You / Dream A Little Dream Of Me / I Love You Much Too Much / I’ll Walk Alone
男性3人女性1人の混成コーラス・カルテット&リーダーがカイ・ウィンディングによるジャズ・バンドの傑作です。超絶テクながら、素晴らしくなめらかにジャズるコーラスぶりにはクラクラ。とてもインティメイトな雰囲気です。コーラス・アレンジはメンバーでもあるボブ・サマーズ(レス・ポールの義弟!)。スピーディーなA-1「Day In, Day Out」がただただ圧巻! とても珍しいステレオ盤です。.
収録曲・データ
【曲目】Day In, Day Out / I Will Come Back / You Don’t Know What Love Is / The Gypsy In My Soul / Close To You / No Moon At All // Waiting For The Robert E. Lee / Walkin’ / Flamingo / Rock-A-Bye Bluebird / Out Of This World / You Gotta’ Wail【Producer】Creed Taylor
Skyeレーベルでのガボール・ザボとの共演盤を経て、さらにコンテンポラリーなサウンドに挑んだアルバム。リチャード・ティー、チャック・レイニー、エリック・ゲイルなどNY組に加え、ピアノでダニー・ハサウェイも参加。レオン・ラッセル、ポール・マッカートニー(「Maybe I’m Amazed」!)、ニルソンなどの曲を採り上げています。ファンキーなナンバーにもびっくり。ひときわ目を惹くのは「More Today Than Yesterday」!.
収録曲・データ
【曲目】Feel So Good / A Song For You / Maybe I’m Amazed / Being Green / Your Song / Mother Time // I Wouldn’t Have You Any Other Way / Only The Moon And Me / More Today Than Yesterday / Think About Your Troubles / Nature’s Baby
レーベルはMotown。腰にグイグイ来るファンキーなグルーヴが抜群! 「Spinning Wheel」「For Once In My Life」「You've Made Me So Very Happy」といった最高の選曲です。けれん味たっぷりの歌声は ローラ・ニーロ「And When I Die」をいっそう感動的なものにしています。ファンキーな「My Way」も圧巻。人気があるのもうなづける傑作です。.
収録曲・データ
【曲目】Spinning Wheel / You’d Better Sit Down, Kids / For Once In My Life / My Way / Wichita Lineman // And When I Die / In The Ghetto / You’ve Made Me So Very Happy / Hi-Heel Sneakers
「Pet Sounds」からのカヴァー「Don't Talk」「I Just Wasn't Made For These Times」を収録しているイギリス録音作。この国での「Pet Sounds」の認知度の高さが窺い知れます。ジョニー・キーティングのアレンジはとても繊細なもので、この巨匠がブライアン・ウィルソンの気分をくみ取っていたことがわかります。バカラックやビートルズも含む意欲作。キーティングの書き下ろし「Come Live With Me」など、全体のひんやりとした空気感もたまりません。モノラルプレスが減ってきた時期のアルバムです。.
オーストラリア出身の子供シンガー。そばかすの目立つあどけない顔なんですが、歌声は大人顔負け。困るほど歌がうまいのです。実に早熟。ゴージャスにビートする「Good Morning Starshine」「Try A Little Kindness」ワルツでいかす「I've Gotta Be Me」。リズムセクションの切れ味がいいのも勝因ですね。脱帽です。何故か無名レーベルからの番号も無いリリース。.
「Sidewinder」のリフを持つキラー「Love Just Happens」で幕開け! もうそのオープニングだけでいきなりつかまれちゃいます。ポピュラー・シンガーとしては遅いデビュー。しかし、デビューした年が良かった? 1968年仕様というか、モダンでポップなアレンジが彼女を時代を超えたシンガーとして未来に運びました。バラードでもその歌唱力にブレはありません。最高です。.
収録曲・データ
【曲目】Love Just Happins / Moonlight In Vermont / I Love My Baby / What Makes A Heart Break / When Johnny Comes Marching Home // I Had The Craziest Dream / Summer Song / Smoke Gets In Your Eyes / Mon Amour, Mon Ami / That's All
【曲目】A Lot Of Livin’ To Do / Out Of This World / ‘Round Midnight / Hey! Jealous Lover / Har Hearted Hannah / Blues In The Night // I Feel A Song Comin’ On / You Came A Long Way From St. Louis / My Ship / Ev’rything I’ve Got / Why Shouldn’t I / I Feel Pretty
82年のアルバム「Floating」も人気のドイツ人女性ジャズシンガー。透明感あふれる歌声と自在なフレージング、とりわけ「Samba de Coracao」ブラジリアン・フレイヴァーのある曲での魅力が大きいです。A面はダイレクトディスクレコーディング。B面は組曲形式でカルテットのメンバーと集中力の高い演奏を繰り広げます。.
高速でスイングする「Love」「You Are My Sunshine」! この2曲をこのテンポでやってくれてるなんてセンスいい! 黒人女性ならではのソウルフルなフィーリングを引き出すのは、リズムを持って生まれてきたジャマイカ人ピアニスト、モンティ・アレキサンダー。「Sunny」のカヴァーもキップがいいですねえ。.
彼女が主演した映画「The Swinger」からのナンバーなどを歌った66年の作品。タイトル曲や「I Just Want To Make Love To You」など、美人の悪い子ちゃん的な雰囲気濃厚のナンバーが多く、アレンジもシックスティーズ仕様ですからガールポップ・ファンにも大推薦盤です。マーティ・ペイチがアレンジしたインスト2曲も超ヒップでお得!.
デビューは天才少女ジャズシンガーとして。しかし、彼女にとっての成功は、キュートなヤングアイドルに扮してポップスを歌った大ヒット「Johnny Get Angry」で訪れました。その成功に続いて制作された本作は彼女にとっては5枚目のアルバム。ポップスからジャズにちょっと揺り戻しをかけて、恋の歌ばっかりでゴージャスにスイングしたアルバムです。全篇スカッとしてます。「Till There Was You」がグレイト! アレンジはトミー・オリヴァー。.
収録曲・データ
【曲目】Let’s Talk About Love / Spring Is Here / I’m Nobody’s Baby / Somethin’s Coming / Make The Man Love Me / I Can’t Believe That You’re In Love With Me // Till There Was You / After the Lights Go Down Low / There’s No Such Thing / Namely You / Kiss And Run / I’ll Never Stop Loving You
【曲目】Surrender / Are You Lonesome Tonight / Don't Ask Me Why / Loving You / I Want You, I Need You, I Love You / Don't // It's Now Or Never / Love Me Tender / Any Way You Want Me / As Long As I Have You / One Night / Love Me
60年代UKガールポップ・シーンで颯爽とデビューしたスーザン・モーン。イギリスでは高い人気でしたが、アメリカではこの74年のアルバムが初リリースではないでしょうか? 大人の魅力をすっかり身につけつつ、生まれ持ったかわいらしさが端々ににじみます。ファンキー・ナンバー「Where Do You Go」最高!.
クリスマス・アルバムに続き、これがセカンド・アルバムとなります。キッズもの大定番「I Believe In You」や、ブレッド「Baby, I’m-A Want You」、ミレニウム「I Just Want To Be Your Friend」とか、本当にいいですね。いまだに人気の高いチルドレン・ソフトロックのマスターピース! アメリカでは今なおケーブル局で再放送が続いています。.