彼らの最大のヒット(全米6位)となったメロウな「Sharing The Night Together」を含む8作目。「When You're In Love With A Beautiful Woman」も全米6位。人気の「Sexy Eyes」がヒットするのは翌年ですが、本作にもすでにシティポップな香りが濃厚。日が暮れた頃に似合います。ジャケからは想像つかないかもしれませんが、本当です。.
収録曲・データ
【曲目】Sharing The Night Together / Sweetest Of All / Storms Never Last / I Don't Want To Be Alone Tonight / Knowing She's There // Clyde / When You're In Love With A Beautiful Woman / Dooley Jones / I Gave Her Comfort / All The Time In The World / You Make My Pants Want To Get Up And Dance
【曲目】Stop Look Around / Moonbeams / Belle Of The Ball / Everybody Knows My Name / Streets Of Love // Spark Of Me / My Old Radio / Precious Love / I Don't Like It / I Had A Dream / Here I Go Again
マーカス・ジョセフとダニー・ディアドルフのユニット。ブラウンスミスをメロディー重視にしたような、心地よいオーシャンポップ気分。アコースティックでさわやかで、ハワイものが好きな人もこの音色にはやられるはず。ふたりのソロ作もそれぞれ珠玉の名作になっていますよ。「Lovely Lady」、フリートウッド・マック(ボブ・ウェルチ)のカヴァー「Sentimental Lady」ジェフリー・コマナー作でイングランド・ダン&ジョン・フォード・コリーでおなじみ「We'll Never Have To Say Goodbye Again」など、琴線が震えっぱなしです。.
収録曲・データ
【曲目】One More Story To Tell / We'll Never Have To Say Goodbye Again / Chicago Blue / Nighttime Love / Sentimental Lady // The Castle / Golden Road / Lovely Lady / Sing My Song / Little Kings Of Earth
スワンプレディとしてデビュー。徐々に洗練されたスタイルに移行してきた彼女がついにつかんだシティ・レディとしての成功作。「Higher And Higher」「We’re All Alone」(いい!)と2曲のカヴァーを全米トップ10に送り込み、アルバム自体も最高6位を記録。力を絶妙に抜きながらも女性の強さを芯に秘めた歌声です。.
知的で凝ったプロダクションでなる個性派SSW。なんとこのアルバムはアリフ・マーディンのプロデュース。その成果はA-3「I Wanna See You Dance」のようにとびきりソウルフルなディスコナンバーに表れます。一筋縄ではいかないポップス感覚ですが、とにかくメロディに対する意識が高く、引き込まれます。.
【曲目】Each Time We Say:"Hello" / Love Is In My Dreams / Louise / Just To Prove My Love / Sad Leavin' // Deep In The Heat Of The Night / Daisy / What's New / Happiness Is Loving You / Wild Willies Marango
80年代にはハード・ポップな作品を連発するCCM界の人気SSWですが、ハイファイ的にはこの時期の若さと柔らかさに軍配を。女性コーラス入りのライト・ファンキー「Good News」が軽妙で◎! エレピの音色に包まれた心温まるミディアム〜スローナンバーも格別。「Tell Everybody」で卒倒して下さい。アレッシーみたいに甘酸っぱい「Sayin’ It With Love」も!.
収録曲・データ
【曲目】Sayin' It With Love / Me / If I Were A Singer / Gather In His Name / Let Not Your Heart Be Troubled / God Loves You // Good News / Song For Mom / Lord Make Me Humble / Strong Love, Strange Peace With Diamonds / Tell Everybody
【曲目】Mardi Gras / Valleys Of Valhalla / The Surest Things Can Change / One Night With You / A Song And Dance // Black And Blue / A Pauper In Paradise (In Four Movements)
NYメイドのハートウォーミングなプリAORサウンド。主役の彼はひげ面に天然もしゃもしゃヘアスタイル。しかし、その毛だらけの顔からのぞくつぶらな瞳同様、その歌声はどこか少年のような魅力。ダニー・ディアドルフにも通じます。NYの街角のデリでの風景を、アップテンポなジャズテイストで描いたB-1「The Deli Song」なんか最高です。全体の雰囲気も都会の青春スケッチのようで。エレピの音が沁みます。.
10代でのデビュー以来、一貫してCCM界での高い人気を誇り続けている女性シンガー、リーバ・ランボー。“Lady”というのは彼女の愛称で、説明不要の存在ということでしょうね。これは彼女のライヴ・アルバム。のっけから「He Gave Me Music」のシャープな16ビートにノックアウトされてしまいます。ミディアム・アップの「Nothing Can Separate Me」も素晴らしい出来。キャロル・キング「You’ve Got A Friend」もゴスペルとしてとりあげています。ライヴならではの、ダイナミズムが味わえる1枚です。.
アルトマンの映画「ナッシュヴィル」で歌った自作曲「I’m Easy」のヒットがきっかけで歌手デビュー。正直言って俳優さんのレコードとは思えないほど、クオリティの高い逸品。アルバムタイトルは「忘れ物取扱所」の意味。それにひっかけて両面をLost SideとFound Sideで構成。それとも失意と希望とのダブルミーニング? 思わず胸をギュッと捕まれてしまいました。フリートウッズ「Mr.Blue」やビートルズ「Rain」のカヴァーもさりげなく素敵だし、Found Sideの3曲目「Love Of The Blues」のジャズっぷりにメロメロ。.
デビュー作と同様にプロデュースは元クラッキンのバネッタ&チューダコフのコンビ。ロビー本人に加え、プロデューサー陣が作品作りに参加したシティソウルな曲と、ビル・ラバウンティが参加したメロウなバラードとが、お互いを高め合うかのようにして配置されています。そしてタイトル通り、アカペラドゥーワップ「All Night Long」も収録。デジタル風味を増したサウンドもいまならOKかと。.
インドネシア出身の彼が、オランダで発表した4作目。ダンスフロアーを意識したA面、スティーヴィー・ワンダーの影響深いメロウネスが光るB面という構成。80年代に日本で紹介された当時は「Tears For The Stars」や「Ev’rybody Feel The Groove」が人気でしたが、今だったらメロウな「Temptation’s Stronger」や「Days Can’t Stay Forever」がぐっと来たり。ジャジィなコード使いなど、高度な内容を感じさせますし、ハワイやフィリピンAORとも共通する匂いも。.
収録曲・データ
【曲目】 Ev’rybody Feel The Groove / Tears For The Stars / Wake Up / Lorraine // Jakarta / Temptation’s Stronger / The Rain / May Please Stay / Days Can’t Stay Forever / You Are My Sunbeam
セカンド・アルバム。リトル・フィートのポール・バレアが中心となって彼女をバックアップ。マイケル・マクドナルドとデュエットした「Let Me Go Love」がAORファンの琴線をくすぐりますね。奔放で快活なウェストコースト・フィーリングを基調としながら、1979年という時代を反映したコンテンポラリーなムードもちゃんとあって。早くに亡くなったのが惜しまれます。.
【曲目】Dancing In The Halls Of Love / Driftin' / Believer / Rainbows Go On Forever / Space // You're Out Of Love / That's When She Touched Me / I Don't Wanna Lose You / Not Tonight / Just Can't Stop It【Producer】Louie Shelton