ジャズ・フルート奏者ヒューバート・ロウズが、ストリングス・セクションをしたがえて吹込んだ意欲作。ジョン・マートーによるストリングス・アレンジはかなり意欲的で、クレア・フィッシャーの「Pensativa」やコルトレーンの「Equinox」といったナンバーにも荘厳かつ斬新な音像を与えます。ラストはアイアートらが参加したエキゾ・フィールなグルーヴ・ナンバー「Yoruba」で、これもかっこいい! ポストクラシックの耳で聴いても大変興味深い一枚です。
(LP)Wild Flower