端正でメロディアスなタッチの名ピアニスト。実はこの名前はアメリカに移住後のもので、出身はイタリアのシチリア島で、ジャチント・フィーリャという本名があるのだそう。イタリアン・ジャズ的なメロディアスでヒップな感性を感じるのはその血筋のなせるわざなのでしょうか? テディ・コティック(b)、ニック・スタビュラス(ds)のトリオで1956年に自作5曲、ジャズ名曲6曲を吹込んだアルバム。クールな緊張感と演奏の楽しさの両方が伝わってくる、けだし名盤。
(LP)Knight Music : George Wallington Plays 5 Originals And 6 Standards