もともとはVanguardレーベルでのデビュー。フォーキーなセンスの持ち主でしたが、70年代後半から独自のジャズセンスに磨きをかけ、全曲オリジナルで自由なフィーリングにあふれたジャズ・アルバムを制作してしまいました。ピアノにはウォルター・ビショップ・ジュニアが参加。冒頭のドラムとスキャットだけで押し通す「Individually」から最後の組曲「Silen Kingdom Suite」まで、きわめてオリジナリティの高い世界観が貫かれています。人気度では前作「My Song Of Something」にやや劣りますが、本作も同様にレア。