この二人のデュオはこの1作のみですが、ジョン・ゲイルモアは後年にPhiloから軽妙なSSW作品を発表して活動を続けます。ほんのりと暖かい空気が流れるフォーキーでジャジーな音楽。NY録音で、しかもカントリーやジャズのミュージシャンが混ざり合いながらセッションしていたの時代の晴れやかな気分がいっぱい。「Slow Down Superman」を聴くと、フィフス・アヴェニュー・バンドが目指していた世界を受け継ぐって、こういうことかもとしみじみ思います。愛おしい気持ち。最高!
(LP)Peaceable Kingdom