地元以外ではほぼ無名の存在だったにもかかわらず、ボブ・ディランの「血の轍」(1975年)に参加したことで知られるミネアポリスのSSW。セルフタイトルのファースト・アルバム(1974年)がローカルSSWの名盤としてマニアに知られています。こちらは翌年リリースのセカンド。ナイーヴさ全開だった前作にくらべ、落ち着いたカントリーロック風味が増しました。なにしろ曲がいい。彼自身の持ち味であるせつなくうつろう心もちゃんと香っています。
(LP)Silver Lining