50年代のウェストコースト・クールジャズのシーンにあって、フレンチホルンの音色とストレンジな発想、緻密な作編曲で独自の世界を作り出したジョン・グラース。ジャズ・ラブ(ジャズ実験室)を名乗るコミュニティの主導的存在でした。彼のファースト10インチ。ショーティ・ロジャース、ボブ・クーパー、シェリー・マン、ジミー・ジュフリー、バド・シャンクらが参加したオクテット編成。エキゾチックな着想の曲もあって、どんどん引き込まれます。のちにKappから拡大版が出ますが、これがオリジナルです。
(10inch)French Horn Jazz