Dunhillでの2作目。名作の誉れ高い前作に引き続きキース・オルセンをエンジニアに起用し、重厚な音色かつ鮮やかな色彩を感じさせる宅録ポップワールドを展開します。前作よりもさらに“マッカートニー度”が上昇したような…。完璧に箱庭ポップスとしてやり遂げています。ナイーヴな歌声が旋律をより美しく演出します。彼の宅録派としてのキャリアは次作で終わり。その後の長い隠遁を経て2016年に発表した復帰作も感動的でした。
(LP)Mirror