1950年代後半、アーサー・ライマンの後任としてマーティン・デニー・グループに参加し、その後A&Mでバハ・マリンバ・バンドを結成というキャリア以前のジュリアス・ウェクター。録音当時21歳の彼が残した唯一のジャズ・アルバムです。カルテットのメンバー全員無名の若手で、登竜門的なレコーディングだったのかもしれませんが。ウェクターの才気は演奏、作曲、アンサンブルのアレンジに、しっかり感じられます。オリジナルは大変なレア盤。こちらは日本での復刻版で、解説付です。
(LP)Linear Sketches (1993 Japanese press)