NY周辺の若きSSWが発表した唯一のアルバム。フルートやストリングス、ブラスなど複雑なアレンジを交え、フォーキーかつドリーミーな世界を紡いでいます。レコーディングはロンドンとNY。淡さと暗さを兼ね備えたコラージュジャケ、手書き風の歌詞カードなど、メジャー的発想に頼らずに自分の世界を伝えようとする意志が感じられる音です。この後、彼はプロデューサーとして裏方の道に進み、長く活動したとのこと。ジョン・サイモンとお間違えなきよう。
(LP)We Can Be Everything