フレッド・ニールをアシッドフォーク的に評価する、その指針はこのアルバムだと思います。サイラス・ファーラー、ブルース・ラングホーンらをスタジオに迎えてのスタジオ・セッション。ひょっとして、すでにスタジオ録音として完成された作品を作るという行為そのものに興味を失っていたのかもしれません。集中力と弛緩が暗闇の中で交錯する音のドキュメントです。
(LP)Sessions