ペンシルヴェニア出身でニュージャージー〜NYのジャズシーンで歌い続けてきた彼女にレコードデビューの話が舞い込んだのは30代の終わりのこと。84年のデビュー作に続く2枚目のアルバムは、NYの小粋ジャズ名門Stashからのリリースとなりました。ジョージ・ムラーツ、トム・ハレルら名手のバックアップを得て、自分の歌の魅力をシンプルに伝えます。聴いていてまったくストレスを感じない素直な歌です。ドリイ・カイミ楽曲でセルジオ・メンデスがヒットさせた「Like A Lover」の解釈に深みあり。.
彼女のポップR&B路線での最高傑作! 高速ジャズボサの「The Shadow Of Your Smile」ソウルフルな「You've Got Your Troubles」「Uptight」跳ねるリズムを隠し味にした「And I Love Him」…、とにかくアレンジと彼女の相性がばっちり。「Call Me」も最高ですし、どの曲を聴いても今のセンスで納得出来る、素敵な素敵なアルバムです。.
収録曲・データ
【曲目】You’ve Got Your Troubles / And I Love Him / Uptight (Everything’s Alright) / Have A Heart / Before The Rain / The Shadow Of Your Smile // Call Me / Yesterday / Wasn’t It Wonderful / You’re Gonna Hear From Me / No One Else But You / Goin’ Out Of My Head
"ギターマン"と踊ろうよ! やんちゃな男女コーラスを従えて、当時人気のダンスリズムをトゥワンギー・ギターでツイスティンに料理した快作。ニューオリンズ風の前のめりなリズムが格好良い「Loco-Locomotion」、直後にハル・ブレインが強烈なロッキンガールポップ「Dance With The Surfin' Band」に改作したタイトル曲など、時代を画した男のTWANGサウンドにしびれます!.
60年代の諸作の中でも、ウェストコーストのジャズ名人たちが顔を揃え、素晴らしいコンボによる歌伴を披露した本作はファンから人気が高い一枚。マックス・ベネット、ジャック・シェルドン、スタン・レヴィ、ジャスティン・ゴードン、ジョン・ピサノ、ルー・レヴィ、ハーブ・エリス、ベニー・カーターらがそれぞれ曲により顔を揃えています。ラテン・パーカッションをアンサンブルに加えた「It’s A Big Wide Wonderful World」「I Won’t Dance」など、アップテンポの切れ味の良さは最高です。.
収録曲・データ
【曲目】It’s A Big Wide Wonderful World / Whisper Not / My Silent Love / The Lady Is A Tramp / Days Of Wine And Roses / As Long As I Live // I Won’t Dance / Cloudy Morning / I Could Write A Book / I Never Had A Chance / Close Your Eyes / Where Can I Go Without You?
カナダ人バンドリーダー/アレンジャーのニール・ショーテム。世界的に知られた名前ではないですが、ネルソン・リドルやニール・ヘフティ的なセンスのナイス・ラウンジ・サウンドを聴かせてくれるかと思えば、細かくテンポや楽器構成が変化する面白さもあって変幻自在。裏ジャケを見ると生真面目そうなお顔なんですけどね。あの「Bonanza」もエキセントリックなアレンジ。ルグランの「Elle A, Elle N’ Pas」最高です。.
「シャル・ウィ・ダンス?」。ミュージカルの殿堂ブロードウェイ・ナンバーで踊れてしまう奇跡のナンバーがここに。60年代随一のヤング・ダンディが歌う、魅惑のフィンガー・スナッピン・ミュージック! 「Shall We Dance」なんかはまさにその典型! 空駆けるようなかっこよさです。B-4「A Lot Of Livin' To Do」もいいなぁ。.
63年リリースのセカンド・アルバム。スケールの大きな歌唱力で一気にスターダムに上り詰めていった時期の作品です。専属アレンジャーのピーター・マッツが提供した「Gottta Move」そして最高の60sスイング「Lover, Come Back To Me」などが、彼女ならではのバネの効いた表現力で収められています。.
【曲目】Headin’ Home / Harlem Nocturne / Durango / Night Train / Dansero / Yes, Oh Yes // Mood Indigo / Spanish Harlem / That Old Black Magic / Misirlou / El Bronx / Street Scene
【曲目】Love Me Tonight / Sweet Caroline / The Spinnig Wheel / Medley : Where Do I Go? 〜 Be In / Jean /Quentin’s Theme // Love Can Make You Happy / Good Morning Star Shine / Love Theme From Romeo And Juliet / My Cherie Amor / Yesterday, When I Was Young
フレディ&ザ・ドリーマーズ、生涯唯一の主演映画のサントラ。とにかく、一曲目の「What's Cooking」が最高にゴキゲンなグッドタイミー・ミュージカル・ナンバーです。B-1「Don’t Do That For Me」も甘酸っぱい疾走ビート・チューン。実はフレディたちのナンバーはこの2曲のみなんですが、他の曲も充実してます。先輩アイドル、ジョン・レイトンの歌うボ・ディドリー風「Say You Do」、キュートなグレジナ・フレイム穣の歌うガール・ポップ「Second Time Shy」も拾いモノ!.
Liberty版のティファナ・ブラスをねらって結成されたグループだと思うのですが、サウンドのワル度やダンス度はこちらの方が数段上。ファズギターとマリアッチなブラスがデュエットする「Pancho Hollywood」のラテン・ガレージぶりや「Stranger In The Night」「Quando, Quando, Quando」のビートの効いたアレンジにはみんなビックリ?.
収録曲・データ
【曲目】Wincheter Cathedral / Pancho Hollywood / You’re Nobody Till Somebody Loves You / La Macarena / Quando, Quando, Quando / Too Much Tequila // Flor Silvestre / Ay! Ay! Ay! / Volare / Raquel / Strangers In The Night / Love Walked In
元シャドウズの名ギタリスト、ハンク・マーヴィンが、ジョン・ファーラー、ブルース・ウェルチらとのSSW的な活動後、再びギタリストの本道に帰って制作した70年代型インスト・アルバム。ギターの音色を幾種類も使い分けながらのモダンな快演。軽いボッサ・ディスコにアレンジされたスティーヴィー・ワンダー「Bird Of Beauty」や「Ebb Tide」がメロウで最高です。.
収録曲・データ
【曲目】New Earth / Bird Of Beauty / Have You Never Been Mellow / Thunder Thumbs And Lightnin Licks / St. Louis Blues // Flamingo / I’ve Got You Under My Skin / Silvery Rain / Syndicated / You Are Everything / Ebb Tide
【曲目】Royal Garden Blues / Bright Moments / Willie’s Tune / Good OL’Lady / Lil’Darlin / I’ll Die Happy // Love (Berkshire Blues) / Tell Me The Truth / The Swinging Groove Merchant (Groove Merchant) / Angel Eyes / In A (Harlem Airshaft)
「Witchi Tai To」の素晴らしいカヴァー収録のVanguard Apostelic盤に続くセカンド・アルバムです。サイケデリック・エイジへのシンパシーがにじんでいた前作に対し、こちらはニューヨークのストリート・ソウル/ロック感が濃厚。現実社会の混沌をおそれることなく音に反映させたような雰囲気。アル・クーパーのファンにも聴いて欲しいです。.
【曲目】Raise A Ruckus Tonight / It Started With A Kiss / What Good Is A Gal? / All Grown Up / What Was Your Name In The States? // A Home In The Meadow / If I Can Love You In The Morning / The Mating Game / Oops! / A Lady Loves
UKブルー・アイド・ソウル・シンガー、ジェス・ローデンのセカンドにして傑作。伊達男な感じがアルバム全体に漂うメロウAORなアルバムです。幕開けの「Misty Roses」極上カヴァーの美しさ。ホーンが心地良い「In Me Tonight」の洒脱なグルーヴ・チューンにも昇天必至。一時の人気も落ち着いた今、改めて聴くとさらに楽しめるようになりましたね。.