「ミスター・ベースマン」の大ヒットでオールディーズファンに知られるジョニー・シンバルです。彼が作曲パートナーでもあった女性シンガー、ペギー・クリンガーと制作したデュオ・アルバム。といっても、別々に歌い、デュエットはしていません。ペギーはパートリッジ・ファミリーの主要ライターでもありましたが、75年に早世。遺したアルバムもこれ1枚だけなんです。ストーンズのカヴァー「You Can’t Always Get What You Want(無情の世界)」が秀逸! バックもハル・ブレインら、レッキングクルー主体です。.
企画物と侮ることなかれ。「Get Dancin'」のヒットを放った前作はボブ・クリュー主導。続くこの作品ではケニー・ノーランが全面的に音作りを担当。作曲もプロデュースも(たぶん歌も)彼。黒人音楽好きなセンスが前面に。清々しいディスコ「Hey There Little Firefly」サルサに接近したパーティ・チューン「Jimbo Salsa」など、手抜き無しの好内容! のちにアルバム「Night Miracles」でセルフカヴァーする「Ride A White Horse」も、すでにここで採り上げています(女性ヴォーカルで)。シルヴェッティ+サヴァンナ・バンドという感じのサウンド、今こそ積極的に評価します!.
ボブ・クリューとケニー・ノーランが主導となり企画された悪ノリ・ディスコユニット! ディスコ黎明期のフロアを実況録音したような熱気の「Get Dancin'」が思わぬヒットとなりました。チャーリー・カレロやデニー・ランデル、ジェリー・コルベタといったメンバーが参加。DJプレイ宜しく、曲間のないディスコ・ミックス。手拍子や歓声がとことんまで盛り上げちゃいます。サヴァンナ・バンド好きな人にもたまらんアルバムかも。次回作ではケニー・ノーランが全面的に音作りを担当します。.