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まだまだ New Arrival

現代音楽とサイバーオカルトが野合した日本の電子音楽裏歴史

アールヴィヴァン(西武)運営のスペースで高橋悠治が企画したイベント「池袋電脳カフェ」のために制作された幻のカセットの復刻。高橋悠治と藤枝守のマックを用いたコンピューターシステムの共演。高橋がマックでコントロールしたサンプリング音源と、藤枝がMAXで操作した音響システムとFM音源が交錯。当時のパンフレットに高橋が寄せた言葉 「日常のゆらめく時間のなかに暗い電脳空間の半透明な座標軸が陽炎のように見え隠れする」 は、彼がサイバーオカルト的なものに憑かれていた可能性を示している。理性が基根をなす現代音楽と怪しい電脳オカルト的世界が交錯したのはごく短い期間であり、本作はその<残してはいけなかったかもしれないもの>を記録した裏歴史資料である。

高橋悠治 / 藤枝守

(LP)「電脳カフェ」のための音楽 (LP)

【レーベル: em records【品番: EMC-019LP】【発売年: 2024】【発売国: Japan】 【コンディション: ジャケット:New<新品> / 盤質:New<新品>】 【特記事項: 電子機器用IC基板(本物)とオリジナル・カセットインデックスの複製をジャケットに貼り付け。 】 【値段: 3,630円】