マリアーノ・モーレスと言えば「さらば草原よ」「ウノ」「軍靴の響」など著名タンゴ作品を作曲したとして有名なピアニスト/作曲家/オーケストラ・リーダー。1948年にフランシスコ・カナロの元を離れてのち、本作で聞かれるような大編成オーケストラを組織し活躍しました。ここでは誰もがよく知る「ラ・クンパルシータ」を冒頭に、ダイナミックでシンフォニックな演奏を繰り広げます。自作曲と著名曲を半分ずつの構成。コンチネンタル・タンゴとは一味もふた味も違う、本来のタンゴの熱い情熱が実に魅力的です。ブエノス・アイレス録音。