エヴァリー・ブラザースが一時的に分裂してSSW的な作風に向かった時期。フィル・エヴァリーのソロ作はハイファイでもひそかに売れ続けている人気なんですが、ドンのほうには今ひとつ脚光が当たり損ねている気がします。本作は3年ぶりにリリースされたセカンド・ソロ。スワンプ色の濃かったファーストもよいですが、こちらはそこにぐっと漂泊的な気分を加えたレイジーな魅力があります。自作「Evelyn Swing」よくて悶絶しました。
(LP)Sunset Towers