英語での発音は「マス」ですが、日本では「ミサ」と言ったほうが通じやすいでしょう。カトリック教会におけるもっとも重要な典礼儀式における聖なる神秘をもとにラロ・シフリンが書き上げ、アレンジした楽曲をジャズ・オーケストラ+クワイア形式で演奏した異色作。カトリック信仰の篤い南米出身のシフリンだからこそ出来た世界観を異才ポール・ホーンがリーダーとしてまとめあげます。事実上、ホーン+シフリンの連名として考えるべき作品。全体を覆うホーリーな雰囲気がすごいです。
(LP)Jazz Suite On The Mass Texts