日本国内で多く発売されるイージーリスニング商品はおよそベスト盤的な内容となることが多いため、こうしてオリジナル・アルバムを入手すると、アーチストの選曲センスや傾向が感じられて、それは楽しいものです。日本ではポール・モーリアの代表作品のひとつとして数えられる「オリーブの首飾り」を、カラベリもほぼ同時期に取り上げていたことが解りますね。なお裏ジャケットの写真は、来日時にテレビ出演した際の様子だとか。スター指揮者ぶりの一端です。B面最後の「Magnificent Strings」は、カラベリの自作曲。