ハンク・スノウ50歳、チェット・アトキンス40歳、ナッシュヴィルのギター職人ふたりの、穏やかな共演盤です。ハンクはアコースティックで、チェットはエレクトリック。無骨でストレートなギターながら、50年代カントリーの味わいの満ちているハンクの演奏と、ジャズ風味を盛り込みながらカントリーのメロディをポピュラーギターへと流麗に昇華するチェット。その音楽に先輩ハンクが生きてきた時代と、後輩チェットが生きている時代が表れています。決して火花散るような内容ではなく、結局おれたちはこれが好きな人間さという、ほほえみを感じさせる音合わせ。アニタ・カーが「Indian Love Call」など6曲でバックのアレンジを担当しています。