それまで録音に使用していたスタジオを1979年にベルギーのブリュッセルからパリに変更するまで、カラベリは20年余にわたってブリュッセル録音を続けて来ました。59年にジーナ・ロロブリジータ出演の映画音楽を担当し、ブリュッセル録音によるサントラが大成功をしたことがきっかけでした。験を担ぐというか、律儀というか。ミュージシャンを熱く信頼するカラベリ、だからこそ彼らも付いて来るのだろうと、ムッシュと仕事を共にしたスタッフはコメントします。明るく楽天的なカラベリらしいサウンドが結実した作品。この時期に必ず収録している自作品、今回は「Sophie」です。