アントン・カラスが「第三の男」の名演によって世界的に有名にしたエキゾチックな弦楽器、チター。女流奏者ルース・ウェルカムはその調べの可能性を60年代ムード音楽でさらに押し広げました。ここでは中南米のラテン/フォルクローレ的なサウンドに挑戦。バンドネオンとの相性もばっちり。郷愁も感じさせるゆったりとしたサウンドが、異国情緒漂う映画のサントラのようです。珍しい南米コロンビア盤。USでは「Latin Zither」のタイトルでしたが、ジャケットとタイトルを完全に変えてのリリースでした。
(LP)Welcome In Colombia (Colombian press of Latin Zither)