70年代末にデビュー。大人の女性ならではの落着きとクールな佇まいで熱心なファンを持つシンガーです。ピアノも得意なのですが、ハンク・ジョーンズという大ベテランを迎えて2曲を除いてシンガーに徹しています。フィル・ウッズがサックス、マニー・アルバムが弦楽カルテットをアレンジとメンバーは豪華。彼女の主張なのか、どのアルバムもヴォーカルのエコーは極端に控えめです。歌がうまいから出来ることですけど。一般的なヴォーカル・アルバムでほとんど歌われることのない、大作家たちのマイナーな名曲ばかりを拾い上げているのもポイント。