ジョン・セバスチャンもザル・ヤノフキーもいなくなったラヴィン・スプーンフル。残ったドラマーのジョー・バトラーがリーダーシップを取って制作された異色作。もしこのアルバムが、スプーンフル名義でなく、彼のソロとして発表されていたら、アシッド風味の初期SSW名作としての評価がもうちょっとあったかもしれません。ゴードン&ボナー、ディノ&センベロなど良質なソングライター・チームから提供された曲には光るものがあるし、ちょっとダウナーな雰囲気も今なら理解出来る感覚だと思います。
(LP)Revelation : Revolution ‘69