ドウィック・ミッチェル(ピアノ)とウィリー・ラフ(ベース、フレンチ・ホルン)というユニークな編成の黒人ジャズ・デュオ。編成のハンデを逆手に取った彼らのアルバムは、どれも早すぎたコンセプト・アルバム的魅力あり。本作はストリングス&ブラスを導入という、一見よくありそうなものですが、彼らがやると、とことんクラシカルなものに。「Miss Otis Regrets」のような、不思議な美しさこそ、彼らの真骨頂です。
(LP)Plus Strings And Brass