デヴィッド・アクセルロッド・プロデュース。68年という時代を背景に、黒人としての意識の高まりからアフロ・アメリカンとしてのルーツを求めたアルバムです。60年代にアメリカでも流行の兆しを見せたハイライフ・サウンド的な陽気さだけでなく、ハードバップからの流れを汲んだダイナミズムや、クールでスピリチュアルな感覚をしっかりとアピールしています。このあたりを境目に、彼の作品はブラックパワー的な方向へ一気にシフトします。
(LP)Accent On Africa