デス・オコーナーはイギリスのポピュラー・シンガーで、日本はおろかアメリカでもほとんど知られていない、純英国的な存在。世界に打って出たトム・ジョーンズやエンゲルベルト・フンパーディングよりも、いかにも紅茶が似合いそうな英国紳士な雰囲気なんですよね。この69年作ではボサノヴァやバカラック などポップなレパートリーも増えています。このノーブルな感覚もなかなかよいものです。
(LP)One, Two, Three O’Connor