この時代のカラベリは同時代のヒット曲を演奏するに際して、自身の音楽表現をロック側に結構寄せています。このアルバムもタイトル曲は、まさかのボブ・ディラン楽曲「Wigwam」ですから。「I’m Not In Love」のアレンジ最高です。王道のポピュラー・クラシックと交えながら自分の世界を作り出す手腕は相変わらずお見事。裏ジャケの解説が英文となっているのは、海外への輸出を目して制作・製造されたからかもしれません。
【曲目】Wigwam / I’m Not In Love / Love To Love Baby / Feelings / Love Me, Please Love Me / Aranjuez, Mon Amour // L’Amerique / Don’t Go Breaking My Heart / I Love To Love / Runaway / I’m On Fire / T.S.O.P.