日本でもサム・テイラーと並んでムード・サックスの大物として愛されたシル・オースティン。ついつい安っぽい印象でとらえてしまいますが、南部のセッションマンたちの確かな演奏と丁寧なストリングスワークで太いサックスがおおらかなグルーヴを刻むこういうアルバムを聴いてイメージを改めてほしいですね。ビージーズ「Massachusetts」のドラマチックなイントロとサックスに思わず聴き入ってしまいました。
(LP)Soft Soul With Strings