映画「ゴーストワールド」で象徴的に使われた「Devil Got My Woman」によってピッチフォーク世代にとっても最上級のマストアイテムとなってしまったスキップ・ジェイムスのレジェンダリーなレコーディングの数々。Vanguardに2枚のアルバムを残したのは彼の最晩年。これがその最初の1枚。幽気というか妖気というか、力強さのない歌声なのにここに立ち上る情念に心つかまれます。冒頭の「Hard Times Killing Floor Blues」はジェフ&マリアのアルバムでも取り上げられていた曲です。
(LP)Today! (mid70s press)