ジョニ・ミッチェルをアメリカに紹介するなどトレンドを先取りする慧眼があり、なおかつルーツミュージックも熱心にとりあげた才人。自身は作曲はせず、他人の言葉を自らに宿らせるタイプ。しかし自分のものにしてゆく過程で生まれる詩情や風合いは、シンガー・ソングライター時代に先駆した感性でした。1964年の傑作。ベースは、ボストン/ケンブリッジの雄、フリッツ・リッチモンド。
(LP)Blues Songs Ballads (early70s press)