編曲家ジーン・ローランズが指揮するオクテットによる60年代流スイングジャズ。すでに時代はハードバップも過ぎて、新主流派やフリージャズもたけなわになりつつある時代に、あえてスイングという手法をとらえなおして更新しようという企画でしょうか。ズート・シムズ、アル・コーン、クラーク・テリーを中心とした5管ホーンズのハーモニーや「’Round Midnight」を選曲するセンスなどは、スイング全盛期にはなかったもの。
(LP)Swingin’ Friends!