どの時代の作品を聴いても彼の声はうつくしいビロードのようで不変。それでいて時代の流行の変化に敏感に対応しているのですから、すごい音楽的体力なのだと思います。本作もフィフス・ディメンションの大ヒットをタイトル曲として、ソフトロック的な感性の片鱗を披露。ティム・ハーディン「Misty Roses」のカヴァー、絶品です。
(LP)Up, Up And Away (early70s reissue)