スウェーデンが世界に誇る美声の持ち主で、エリントンも惚れ込んだアリス・バブス。彼女がチャーチオルガン(パイプオルガン)だけをバックに吹き込んだアルバムです。レリジャス性の強い作品ですし、霊歌を独唱するような真面目さを想像してしまいますが、このアルバム、ほのかにスイングしているんですよ。音色も壮大すぎず、心に響く切なさとキラキラしたかわいさの両方を感じます。ちょっとエレクトロニカみたいな空気。明け方に聴きたいです。
(LP)What A Joy!