その昔も昔、大阪アメリカ村のディスコから火がついたAORクラシックの一枚。これが今聴くともっと良いんです。腰に来るビートの効いたAOR。16ビートを刻むクラヴィネットとハイハット、それにからむストリングス、泣けるメロディと三拍子そろったタイトル曲は、まるで歌謡曲。でもこれがいいんです。日本では売れた盤ですが実はUS盤は意外と見かけない、という背景はネッド・ドヒニー「Hard Candy」と似ています。
(LP)Magic