Reprise期のヴォーグスは、サウンドといいコーラスといい、素晴らしい輝きを放ちます。若々しいソフトロック感覚によるバンドサウンドを用いてアダルト層に向け50年代ポップス作品のムードを再提示するバンドとして、しっかり立ち位置を得ていたのでしょう。「A Taste Of Honey」を聴くとよく分かります。編曲アーニー・フリーマン、制作ディック・グラッサーの名コンビ。コーラス・ファン、ポップス・ファン、ソフトロック・ファン。それぞれお見落としなきよう。
【曲目】I’ve Got my Eyes On You / I Will / On Broadway / I’ll Know My Love (By The Way She Talks) / A Taste Of Honey // Till / She Was Too Good To Me / No, Not Much / The Sun Shines Out Of Your Shoes / Woman helping Man