数多いケニー・ランキンの作品中でも語られることが少ない一枚かと思いますが、冒頭の「Regrets」から本当に素晴らしいのです。なんだか心の深いところに届く声なんですよ。前作「Kenny Rankin Album」に引き続き彼が敬愛するドン・コスタのプロデュース。ただし、名曲「Regrets」のみアリフ・マーディン。夜の静けさとともに、じわりと染みるレコードです。
(LP)After The Roses