映画音楽も数多く手がけるアレンジャー/コンダクターの激モッドなビッグバンド・アルバム。これほどダイナミックな「Yeh Yeh」のカヴァーは他には聴いたことはありません。スインギン・ロンドンへのアメリカからの回答、それがこのアルバムの核です。「It's Not Unusual」「Downtown」「Satisfaction」「Spanish Flea」など強力選曲。.
Yeh Yeh.
It’s Not Unusual .
Spanish Flea.1941年のデビュー以来ラジオヒットを連発してきたノヴェルティ王スパイク・ジョーンズ。見た目でも面白いけど、音だけでもわかるユーモアを研究し、旺盛に取り入れたのがこの人の才能でした。元ドラマーなのでリズム感もばっちりだったのもよかったんでしょう。歌ものを中心に集めたイギリス編集のコンピレーションでレベル高いです。当時の写真などを配したインナースリーヴあり。.
Moo Woo Woo.
Big Bad Bill.
Now Laugh.ブロードウェイ出身の女性シンガー。良きジャズマンとの共演に恵まれ、Prestigeレーベルに佳作を残しています。本作はオルガンのジョニー・ハモンド・スミス率いるクインテットで9曲。ゆったりラテングルーヴ「Vaya Con Dios」からいい感じです。バッキー・ピザレリのギターのワザが光る曲が1曲(「Games That Lovers Play」)という構成。ジャケットの色合い通りのウォームな感覚が漂う大人の女性ヴォーカルです。.
Vaya Con Dios.
Games That Lovers Play.
I Will Wait For You.トランペッターとトロンボーンがリードを務める70年代型ハードバップクインテット。ソウルジャズ的なアプローチだってもちろんできるけれど、ここではあえてジャズ本来の流儀を楽しんでいます。デレク・スミス、ミルト・ヒントンら職人たちが助演。ジャズファンのツボを押さえたフレージングとシンプルに整理された音像は、午後のひと息時間にフィットしそう。.
Groovin’ With Sweet Face.
I Can’t Get Started.
Baird’s Big Bad Blues March.1959年4月にレコーディングされたトリオとしては通算4作目。ジャズスタンダードとブルージーな伝承曲を織り交ぜた構成からも、彼らがタイトルにこめたアットホームなテイスト表れていますね。スタジオでの一発録りで、クレジットには楽器ごとに違う使用マイクやテープの品番も書かれているように、クオリティでの手抜きはしない引き締まった感じも伝わって来ます。.
Softly, As In A Morning Sunrise.
Song Of India.
Walls Of Jericho.オルガンの名手というイメージが強いですが、実はアルバムごとに各種鍵盤を使い分けるコンセプトの持ち主。自身のラストネームと同じファーストネームのコール・ポーター楽曲をオーケストラルにアレンジした本作ではBosendorfer社のピアノを披露。「I Get A Kick Out Of You」などラテンタッチのナンバーでは、さすがの小気味よさ。.
I Get A Kick Out Of You.
It’s All Right With Me.
So In Love.ナッシュヴィルに集うスチールギターの名手たち。その華麗なるすご技の数々を味わうオムニバスです。アクロバティックな妙技から、歌心満点の色気プレイまで、ほんとにいろいろ人それぞれの味があるんですね。レオン・マッコーリフ、ピート・ドレイク、ハービー・レミントン、ディーコン・ブラムフィールド、ジミー・デイ、ショット・ジャクソン、カズン・ジョディ、リトル・ロイ・ウィギンス、バディ・エモンズ、ジェリー・バード、ドン・ヘルムズ、スピーディー・ウェスタン、バッシュフル・ブラザー・オズワルド。名手競演!.
Hilo March.
Pleading.
Singing Strings .ネオアコの前哨戦みたいなタイトル曲「恋はリズムにのって (Take A Little Rhythm)」。これって今聴くと、ちょうどいい懐かしさですね。このとき彼は21才。収録曲は10代で書かれたもの。A-2「恋はリズムにのって」からA-5「African Queen」までの流れなんかホント素晴らしいですね。クリス・レインボウのファンにも聴いてほしいもの。ロンドンA&Mが見いだしたアーティストです。.
恋はリズムにのって.
Saturday Heart Breaker.
Live Every Minute.フュージョン界のスーパードラマー、ビリー・コブハム。78年の本作は、冒頭のメロウソウル「Bolinas」に完璧にやられます。シンガーとして起用されたカマールのしなやかにうねる歌声! 「Pocket Change」でのチャールズ・シングルトンの歌もいいですね。つまり半数くらいは歌物で、それが最高なんです。.
Bolinas.
Pocket Change.
Opelousas.ジャンゴ・ラインハルト&ステファン・グラッペリによるマヌーシュ・ジャズの名演を詰め込んだイギリス編集盤。エリントンの「It Don’t Mean A Thing」や、ガーシュインの「I Got Rhythm」をコンピの目立つところに配置したジャズ・サイドに寄せた選曲になっています。イラストのジャケットも雰囲気ありますね。90年前に彼らがいた景色に思いを馳せながらお聴きください。.
I Got Rhythm.
Moonglow.
It Don’t Mean A Thing.アメリカン冗談音楽の大家として全米のラジオで親しまれたドクター・ディメントが選曲した初のコンピレーション。ロバート・クラムの「Get A Load Of This」やホーリー・モーダル・ラウンダーズ「Boobs A Lot」ジム・クウェスキン・ジャグバンド「If You're A Viper」などを世界に知らしめた鋭い、鋭すぎる選曲なのです。.
Boobs A Lot.
If You're A Viper.
Get A Load Of This.もともとはイラストのジャケで、54年発売の10インチ。その後、56年に数曲を足して12インチ化。さらに、その録音をステレオ・ミックスに加工しての初リリースが本作です。ジャケも同時代の彼女の美しい写真に変更されています。そういう意味でも人気盤ですね。あでやかなオーケストラ・アレンジで、背伸び気味に恋の歌を歌うムードがたまらないのです。.
In Love In Vain.
枯葉.
Little Girl Blue.マイルス・デイヴィスのグループを離れたトニー・ウィリアムスが結成した、おそらく史上初のジャズロックグループ。2枚組のデビュー作に続いてリリースされたセカンド。ジャック・ブルース、ジョン・マクラフリン、カリード・ヤシン(ラリー・ヤング)らと繰り広げる強烈なハードロックジャズとアンビエント的なトラックが交差。ソウルジャズに近づかない姿勢は潔いです。トニーの繊細な歌声が聴けるアルバムでもあります。.
To Whom It May Concern - Them.
This Night This Song.
A Famous Blues.「Hawaiiannette」に続く各国モノ。彼女の4枚目ですね。おおらかでロッキン感覚と、イタリア系アメリカ人(イタロ)の家系に生まれた彼女にとってのルーツ感覚にあふれた陽気な傑作。旅情や異国情緒というより、かわいらしく弾けたセンスが魅力的! 「フニクリフニクラ」に英語詞を載せた「Dream Boy」が最高です。.
Dream Boy.
Gotta Lotta Love.
Please, Please, Signore.アッパーで力強いトランペット+ダンス心をわきまえたビッグバンドで、60年代ジャズ界を堂々と渡りきります。ジャケットからもわかるように、本作はメキシカン+ラテンな色合い。タイトル曲や「Straight Out」など強力ラテンジャズが最高です! タイトなアンサンブルでぐいぐい聞かせてくれる傑作!.
Almost Like Being In Love.
Straight Out.
Si! Si! M.F..ハワイで活躍するピアニスト。彼がハワイ経由のエイジアン・メロディを取り上げた1枚。チェレステみたいな可愛い音もときどきあって、とてもよいです。ハワイ曲のほか「浜辺の歌」「ここに幸あり」「アリラン」「真白き富士の嶺」などが収録されているのは、ハワイならではの人種の多様性の反映ですね。ちなみに「別れの磯千鳥」はハワイ生まれの日本語楽曲なんです。.
浜辺の歌.
真白き富士の嶺.
アリラン.時代のヒット曲を巧みに配しながら、ソフトで甘い世界を作り出すMr. フンパーディンク。ブレッド「Baby I'm A Want You」バッドフィンガー「Day After Day」カーペンターズの「遥かなる影」など、ソフトロック〜ロック寄りの作品をMOR寄りにして聞かせるヴォーカルと編曲の巧みさにも唸らされます。艶っぽさも歌を輝かせる調味料となっています。「Too Beautiful to Last」が全英14位にチャートイン。.
Close To You.
Baby I'm A Want You.
Too Beautiful To Last.オランダを代表するジャズピアニスト、ピム・ヤコブスのレコーディングキャリアを、コラボレーション曲をピックアップして編集したアルバムです。オランダのトラディショナルグループ、Flairckを迎えた「Oost-West Express」などワールドミュージックそのものでびっくりされるかと思います。トゥーツ・シールマンスのハーモニカや、シンガーを迎えた曲での歌伴のうまさなど、外側から彼の総合音楽家としての魅力を眺めたような好企画。.
Oost-West Express.
I Do It For Your Love.
A Satisfied Mind.アメリカにおけるライブラリー音源配給会社的な役割を担っていたSesacレーベルの定番シリーズ。それが1分間の短いオリジナル曲だけをひたすら作らせた「Just A Minute!」です。本作もストリングスオーケストラによるヴァラエティ豊かなショート曲を多数収録。1950年代の映画のオープニング曲が次々と続いていくような印象! 豊かな短さです!.
Sophisticated Tap dance.
Kiss ‘N’ Miss.
The Carman’s Whistle.1920年代の女性ジャズシンガーとしては異例な低い声(当時は甲高い声が主流)。マイクを使うレコーディングが可能になって以降に発揮された素質だったのでしょうね。ベニー・グッドマン、トミー・ドーシー、エディ・ラングらが彼女をバックアップ。1954年に亡くなった彼女の音源がアルバムにまとめられたのは、これが初めてでした。.
I Must Have That Man.
Little White Lies.
Mood Indigo.80年代後半に「ブルガリアン・ヴォイス」として日本でも大ブームとなった東欧ブルガリアの民俗声楽や器楽音楽を、現地に出向いて最良の音質でレコーディングした先駆的作品です。女性のハーモニーを中心とした神秘的で奥行きの深い世界。CD時代の音質よりもずっと生々しく感じます。.
Togunal mi Yane Sandansski.
Tasar Murat Mara dumache.
Dali tsuni ochi nemam.50年代からグリージーなR&Bオルガンを貫いてきたジミー・マクグリフ。ギタリスト2人を加えたコンボでリリースした本作は、あえて70年代的なジャズファンクにはあまり走らず、本来の持ち味であるブルージーなサウンドを披露した1枚。タイトルは「イカしてるやつ」という意味のスラングで、「イケオジ」くらいのニュアンスでしょうか。.
Everybody I Have The Blues.
Yardbird Suite.
Butterfly.元ハード。そして70年代後半、ライブ盤「Frampton Comes Alive」で全世界を席巻した彼が、事実上のセカンドソロとしてリリースしたアルバム。バンド名義になっています。当時まだフランプトンは23歳。若い情熱を巧みなソングライティングで表現しています。キーボードで参加しているのは、のちにイアン・デュリー&ザ・ブロックヘッズのメンバーになるミッキー・ギャラガー。彼の音色、とてもよいです。.
All Night Long.
Don’t Fade Away.
Do You Feel Like We Do.知的なジャズコンポーザー、ラルフ・バーンズがストリングス&パーカッションと大いに遊んだ一枚。ランバート、ヘンドリックス&ロスが採り上げた「Bijou」は彼のオリジナル。もちろん、ここでもナイスなアレンジで演奏しています。一気に華やかにしてくれる「Strike Up The Band」も素敵ですよ。コミカルとゴージャスが交錯したビッグバンドエキゾ。.
Bijou.
Felicidade.
Day In Day Out.歌心のあるトランペット。スタジオミュージシャンとしての確かな技術もありながら、人間味で心をつかむ人です。このアルバムでもいきなり「Georgia On My Mind」で泣きそうになってしまいました。セルダン・パウエル、デイヴ・ベイリーらメンバーも実力派揃い。奇才ケニヨン・ホプキンスが楽曲提供した「Sweet Juke」なんてストレンジな曲や、ハーモニカをフィーチャリングしたR&Bタッチの「Lilies Of The Field (Amen)」もあり、ふところの広さに感服します。.
Georgia On My Mind.
Lilies Of The Field.
Sweet Juke.イギリスを代表する男性ポピュラーシンガーで、日本では多くの方が「007 ロシアより愛をこめて」で彼の歌声を知ったのではと思います(アメリカでもそうかも)。「007」以前にアメリカでリリースされた作品は意外とレア。こちらは61年のポピュラーアルバム。まだ貫禄充分というほどではない若さもあり(当時31歳)、節回しにはシナトラの影響も感じられますね。.
My Kind Of Girl.
Cheek To Cheek.
Let’s Face The Music And Dance.鬼才ブライアン・デ・パルマ監督が「ファントム・オブ・パラダイス」の1作前に撮ったのが、カルトホラーとして名高い「悪魔のシスター」。シャム双生児の姉妹をめぐるスリラーを、ヒッチコック映画のサントラを担当してきたバーナード・ハーマンが担当しました。サントラ盤は公開から2年後に4チャンネル盤として発売。四方から迫りくるスリリングなスコア!.
Main Title.
The Scar; The Pills; Duo.
Apartment House; The Windows.2023年em recordsの最終リリース作。米の電子音楽デュオ、ジョージアと日本のヴォーカリスト/プロデューサー、ドーヴの初コラボレーション盤です。「ドーヴが朗読した日本語の詩篇とジョージアの電子楽器操作で作られた本アルバムは、ヒューマンヴォイスの拡張の可能性を探って新領域に分け入る」(レーベル解説より)。環境に配慮した新素材BloVinylでのプレス。.
スモール・レーベルがセンスと心意気で作ったビッグ・サウンドの集大成! これは2020年日本の『No New York』か?『Pillows & Prayers』か? いや、そんなもんじゃないだろ。YPY / goatの日野浩志郎が運営する崇高(無謀)D.I.Y.チャレンジング・レーベル、《Birdfriend》初のレーベル・コンピレーション見参。これを聞けば貴方は無性に創造したくなる!.
にこエレクトロ.
Dog Is Surrounded by Birds.
4.待望のサイプレス入荷! レーベルコメントより→激動の90年代関西アンダーグラウンドに出現した化け物、サイケアウツの正統性を証明する永劫保存コンピレーション! 80年代関西ノイズ/インダストリアル・シーンを出自とする大橋アキラが、UKのゲトーミュージック新種、ジャングルに同じ匂いを嗅ぎ付けそれを呑み込んで変態した伝説のユニット、それがサイケアウツだ。雑多な音楽ソースとサブカルチャーを傍若無人にちゃんぽんし、内外アーティストにショックを与えた美学は21世紀音楽の先取りであり、現在、世界各国で盛り上がるモダン・ジャングルにも共鳴しフリークどもを狂わせる。.