ウィットに富んだポップスが好きな人を、夢中にさせること間違いなし。ニューヨーク・メイドらしく、ひとくせもふたくせもあるアーバン・ポップの楽しみが詰まっています。2作目「On And Off Again」の渋〜い味に人気が集中していますが、このファーストの知的かつノスタルジックなシティポップも最高なのですよ。ストリングス・アレンジはチャーリー・カレロ。久しぶりの入荷です。.
クリーヴランド出身のガレージバンドですが、ブルーアイドソウル感覚が強いのが特徴。コーラスにもソウルグループへの憧れを感じます。このセカンド・アルバムは、カヴァーの選曲も含めとりわけその要素が強いのではないでしょうか。デビューヒット「Time Won’t Let Me」以上のヒットには恵まれませんでしたが、ちょっと気にして聴いてほしいです。.
プリテンダーズのファースト・アルバム。ロック・ジャーナリスト経験もある才女クリッシー・ハインド率いるスタイリッシュで姉御肌なロックンロールを、日本人にはサディスティック・ミカ・バンドでもおなじみクリス・トーマスがプロデュース(キンクスのカヴァー「Stop Your Sobbing」のみニック・ロウのプロデュース)。シンプルながらギター・スタイルやリズムパターンなど、日本のエイティーズ・バンドに影響与えた部分大きいですね。.
サイモンとガーファンクルのヒット曲をオーケストラで101ストリングスがカバー。60年代後半以降の101は何かが違うのです。リズムセクションがぐいぐいとソリッドに押してくる感じですかね。「Mrs. Robinson」「The Boxer」など、目から鱗のグルーヴィーさです。編曲指揮はベテランのモンティ・ケリー。彼のオリジナル「When The Trees That Are Green Turn To Brown 」「Orange Grove Avenue」「Trav'lin' Again」の3曲を収録していて、これがまたいい味を加えています。まったく別ジャケのUK盤です。.
収録曲・データ
【曲目】Mrs. Robinson / Feelin' Groovy / Homeward Bound / When The Trees That Are Green Turn To Brown / Scarborough Fair // The Boxer / The Sounds Of Silence / I Am A Rock / Orange Grove Avenue / Trav'lin' Again
70年代ノーザンソウルの人気グループ、プレジデンツのメンバーだったトニー・ボイドが新たに始めたトリオが、このアナコスティアでした。プレジデンツの仕掛け人だったヴァン・マッコイを始め、リチャード・ティー、エリック・ゲイルらNY組を揃えた最高のプロダクション。「What Kind Of Love」が踊れて泣けて最高!.
「She's A Bad Mama Jama」でマッチョなソウルマンとしてブレイクする以前から彼はシングルやアルバムをリリースしていました。60年代にキッズソウル・シンガーとしてデビューしていて、このセカンドアルバムの時点でもまだ22歳。ヤングな感性をフィリーの才人バニー・シグラーがプロデュース。タイトル曲は最高のディスコダンサー。.
Top Rankingレーベルに残されたルーツ・レゲエの傑作。マキシ・プリーストの従兄弟としても知られる早逝の天才シンガーソングライター、ジェイコブ・ミラーのセカンド・アルバムです。競争相手を打ち負かしたことから付いた“Killer”のミドル・ネームは伊達ではありません。鉄壁のリズム隊スラロビはもちろん、アール・チナ・スミス、リロイ・ホースマウス・ウォレスなどバックも黄金の布陣! さりげないボブ・ディラン「I Shall Be Released」のカヴァーにもしびれました。US盤なので音も良いのです!.
同時期のアルバム「One Fine Morning」が「SUBURBIA SUITE」でピックアップされたり、トニー・コジネクのファーストでバックを務めたことなどで知られるカナダのロックバンド。ブラスを加えたファンキーロック・サウンドにポップで繊細なメロディをしのばせるのが得意なんですよね。メリハリの効いた演奏はブレイクビーツとしても重宝されました。.
ラテンジャズ・フレイヴァーと60sポップスが見事に合体した大傑作。主役はキューバ出身の若きパーカッショニスト、ニナピンタ。しかし、音の立役者はプロデューサーのマドラ&ホワイトと、アレンジャーのジミー・ワイズナー! 「Help」「Satisfaction」がキャッチー! でも、意外と耳を惹く「ミセス・ブラウンのお嬢さん」や「You Got Your Troubles」のかっこよさ。特に前者は信じられないくらいグルーヴィー! メンバーは本格派ジャズメン。.
収録曲・データ
【曲目】Help / I Can’t Help Myself / Hang On Sloopy / Stop In The Name Of Love / Downtown / Mrs. Brown You’ve Got A Lovely Daughter // (I Can’t Get No) Satisfaction / The In Crowd / You’ve Got Your Troubles / A Lover’s Concerto / 1-2-3 / It Ain’t Me, Babe
【曲目】Cow Cow Boogaloo / For Your Precious Love / Think / Mrs. Robinson / If You Gotta Make A Fool Of Somebody / Walk With Me // Mission Impossible / Soul Serenade / Mean Greens / Chain Of Fools / Satisfy My Soul / Norwegian Wood【Piano】Roy Meriwether【Bass】Lester Bass【Drums】Mike Ward
かつて「恋は水色」で一世を風靡した彼女が、アメリカ西海岸でのレコーディングを敢行したAOR路線のポップ・アルバム。何とプロデュースはキム・フォウリー!(彼は同時期のヘレン・レディのアルバムでも良い仕事をしています)。スペクター・サウンドを70年代に甦らせたようなアレンジの「Angels Of Mercy」など、ニヤリとさせる仕掛けもあちこちに。アメリカでのリリースは無く、なかなか入手困難です。.
収録曲・データ
【曲目】Anyone Who Had A Heart / Music Speaks Louder Than Words / Career Girl / I'm A Lady / Angels Of Mercy // Old Country / A Million Tears / Little Things / City Man / Before We Say Goodbye
【曲目】Where Is Love / When I’m Not Near The Girl I Love / My Man / The Music That Makes Me Dance / /Old Devil Moon / How Are The Things In Glocca Morra? / As Long As She Needs Me / People
ギター・キングにして発明王レス・ポールは、1932年から音楽活動を始めていますが、デッカ時代のレコード作品は非常にめずらしいです。この10インチも1949年という超黎明期のプレス! 後々に専売特許となるギミカルな独自の手法はまだ顔を出していません。素直にストレートにメロディを歌う内容。ことさら意図してハワイ的な意匠をまとわないライトなサウンド表現に、かえって不意を突かれます。"Inst FT"と書かれているのは、これは"Inst Fox Trot"の略。フォックストロット・ダンス用のテンポとの意味です。.
収録曲・データ
【曲目】Hawaiian Paradise / My Isle Of Golden Dreams / Song Of The Islands / Sweet Leilani // King’s Serenade / To you, Sweetheart, Aloha / Aloha Oe / Sweet Hawaiian Moonlight
チップ・ダグラス、ジェリー・イエスター、ヘンリー・ディルツ、サイラス・ファーヤーというオリジナル・メンバーによる復活作! スーパー・ビューティフル・コーラス・カルテットとしてジャズのスタンダードに取り組みました。 ハワイ録音で、海洋的な開放感にあふれた美しい演奏がズラリ。「Look For The Silver Lining」は最高のカヴァー! コーラス好きには永遠の名盤。宝物になるはず。解説は長門芳郎さん。.
収録曲・データ
【曲目】Moonlight Serenade / Laura / Look For The Silver Lining / Brooklyn Girl / Harbor Lights / Dream // Rendezvous / Stella By Starlight / After You've Gone / Once In A While / As Time Goes By / September Song
ママス&パパスやフィフス・ディメンションなどと同様に、ポップス色の強い明るいソフトロック・グループとして見なされる印象のあるグループですが、サードにしてラストとなる本作では、憂いを帯びたサウンドがとても魅力的。ロジャー・ニコルズ&ポール・ウィリアムス作「To Put Up With You」をいち早く取り上げてもいます。.
オランダで80年代半ばに行われた戦前・戦後のトーチ・ソングを現代に甦らせる試み“Boulevard Of Broken Dreams”をきっかけに結成されたユニット。オリジナル・アルバムは3枚あり、メンバーの一部は後にBASTAレコードで、レイモンド・スコットなどを再演する音楽集団ボー・ハンクス・セクステットを結成します。美しくて、哀しくて、ミステリアス。単なる懐古主義ではなく、インストにも歌にも不思議な魅力があります。.
収録曲・データ
【曲目】Boulevard Of Broken Dreams / Hummin’ To Myself / Detour Ahead / In Other Words, We’re Through / Clouds / I Cover The Waterfront // I Get Along Without You Very Well / A Cottage For Sale / It’s The Talk Of The Town / Chloe / You Broke The Only Heart That Ever Loved You / Travelin’ Light