永遠のガールポップ・アイドル、リンダ・スコットのセカンド・アルバム。アレンジャーでプロデューサーのハッチ・デイヴィが彼女のために設立したという一説もあるCongressレーベルの第一弾アルバムでもあります。キュートで親しげなルックス、夢見る瞳。舌足らずなのにしっかりした歌唱力。「Never In A Million Years」など、ずっと語り継ぐべきガールポップの名曲もきちんと収録しています。「Goody Goody」などアップテンポもいいですが、意外な選曲「手紙でも書こう」を試聴に入れますね。.
I’ll Walk Alone.
I’m Gonna Sit Right Down, And Write Myself A Letter.
【曲目】America / This Guy’s In Love With You / River Deep, Mountain High / Yellow Bird / Puppet On A String // Do You Know The Way To San Jose / Hey Jude / Mrs. Robinson / Watermelon Man / Sunshine Girl
この黒人ヴォーカリストが歩んだ人生は決して平坦ではなく、苦悩と波乱に満ちたものでした。本作は1960年リリースのサード・アルバム。当時35歳の彼の素晴らしい歌を、ストリングスも交えたドラマチックな演奏がバックアップしています。一曲目がいきなり「Sometimes I Feel Like A Motherless Child」ですもの。言葉を失ってしまいますね。.
収録曲・データ
【曲目】Sometimes I Feel Like A Motherless Child / An Evening In Paradise / If I Ever Lost You / I’m Afraid The Masquerade Is Over / Please Forgive Me / How Else // If You Are But A Dream / The Way You Look Tonight / Things That Are Love / Everybody’s Somebody’s Fool / Once / What Good Would It Be
カナダ生まれのロバート・ファーノン。パーシー・フェイスのカナダ時代(1940年代)に、オーケストラの首席トランペッターを務めていた経歴の持ち主で、自身も活動の場をやがてアメリカに移します。シナトラの十八番のイージー化を直接関係の無いレーベルでやっているのは珍しいかも。大編成だけでなく「Come Fly With Me」のような小粋なコンボもあり。.
50年代からソウルフルなヴォーカル盤で鳴らした彼女ですが、この知られざるライヴ盤には仰天です。サンバ・アレンジの「Mack The Knife」、ウッドベースのイントロからかっこいい「Close To You」、そして極めつけには先を急ぎすぎるくらい超速の「After You've Gone」! ケニー・バレル、ルー・レヴィら最強ジャズメンが全面参加。この生々しいグルーヴ感を満足と言わずして何を言うのか…。.
収録曲・データ
【曲目】Close To You / Ev’ry Time We Say Goodbye / After You’ve Gone / The Best Thing For You Is Me / Everybody’s Blues // Mack The Knife / Get Out Of Town / Little Boy Lost / I’m Old Fashioned / Make Someone Happy
タガログ語を交えた「We’re All Alone」に打たれました! フィリピンの人気シンガー、リコ・J・プノ、77年のアルバムです。甘く都会的なAORサウンドと、フィリピン・シンガーならではの独得の色気があります。力強い地声とファルセット、英語とタガログ語の組み合わせがじつにエモーショナルな効果を生み出しています。踊れる感じの曲はないんですが、ききこむうちに引き込まれ、すごく胸を打たれます。.
【曲目】Polonaise / Barcarole / Dance Of The Mini-Swans / Prelude / Valse Lente / Scherzo // Sugar Plums / Impromptu / Country Garden / Peter And The Wolf / Fugue II / The Hall Of The Mountain King
UKモッドジャズのキラーアイテムとして90年代から重用されてきたペドラーズ。時代が一回りして、彼らのサウンドをもう一度新鮮に味わう時期が来ているかもしれません。「In The Still Of The Night」「Comin' Home Baby」などレイ・チャールズ的なソウルを感じるロイ・フィリップスの低音ヴォーカルと、グルーヴしまくるオルガンコンボを堪能してください!.
収録曲・データ
【曲目】Comin’ Home Baby / On A Clear Day / Basin Street Blues / Nobody Likes Me / I’m A Boy In Love / People // Still Of The Night / Ebb Tide / Just A Pretty Song / Lost Continent / Prime Of My Life(Producer) Mervyn Conn and Cyril Smith
B-1「If You Gotta Make A Fool Of Somebody」序盤にプレスミスあり、数回プチノイズ入ります(試聴サンプルは今回入荷の音源を使用しております)。
かわいらしさとオトナの憂いが交錯する素敵な一枚。
Imperialでの6枚目。初期のニルソンを手がけたジョージ・ティプトンのアレンジ。クラシカルな弦使いがエレガント。いわゆるスタンダードソングとマーゴ・ガーヤンが提供した「Think Of Rain」のような新しい世代のポップスが共存。かわいらしさとオトナの憂いが交錯する素敵な内容。彼女が歌う「If You Gotta Make A Fool Of Somebody」を聞くと、励まされてる気分になります。次作「Me About You」の陰になってますが、密かな名作。ジャケもかわいいです。.
【曲目】When The World Was Young / In Love In Vain / Here I Am In Love Again / Why Shouldn’t I? / In The Wee Small Hours Of The Morning / Love Letters // In Other Words / When I Fall In Love / Idle Conversations / Why Try To Change Me Now / Impossible / It Could Happen To You
80年代ファンカラティーナの申し子たち。このセカンドがふっきれてて最高なのです。プロデュースは洒落者トニー・ヴィスコンティ! イギリス版サヴァンナ・バンド〜キッド・クレオールのラインですね。「Don't Stop The Crazy Rhythm」最高! 「High Life」「Cherry Pink And Apple Blossom」気持ちいい! いやはや、改めて聴いても文句無しの快作です!.
カリフォルニア産のライトスワンプ系SSW、唯一のアルバムです。レイドバックしたサウンドながら、メロディのセンスがとてもしっかりしていて、ポテンシャルの高さを感じさせます。とりわけアコースティックな展開を見せる「Anyway We Can」以降の流れは最高。「Level Out」なんか、まるでピーター・ゴールウェイみたい! なんとジョージ・ハリソンが名前を隠して4曲に参加しているんですって。.