「Never Can Say Goodbye」(ポップ9位/ダンス1位)で颯爽と全米デビューを果たした70年代のディスコクイーン。最大のヒット「I Will Survive」が生まれるのは79年ですが、その間もグッドコンディションをキープしています。このアルバムも大ヒットこそ出ていませんが、ゴージャスな味わいが最高!.
【曲目】Fifty-Five / Good Days Are Rollin' In / Band Of Steel / For A While // Sweet Virginia / Yesterdays & Tomrrows / I’ll Be Lucky / Her Song / Ramblin’ Cocaine Blues
【曲目】Santa Lucia / I Have But One Heart / Non Dimenticar / Come Back To Sorrento / You’re Breaking My Heart / Anema E Core // O Sole Mio / Dicitencello Vuie / Chitarra Romana / Luna Rossa / Per Un Bacio D’amour / Arrivederci Roma
フォーク・シーンとの深い関わりから論じられることの多い彼女ですが、60年代のソロ作はどれもジャジーでブルージーなヴォーカル作品。本作はその中では、選曲やアレンジ面も含め、もっともポップ要素が強いといえるかもしれません。バカラックの「Any Day Now」で幕開けするというのはかっこいいです。フレッド・ニール「The Other Side Of This Life」「Just A Little Bit Of Rain」も採り上げています。4ビートでスイングする「Feeling Good」忘れずに!.
Blue Noteの大スターだった彼らが新天地を求めてLimelightへ。ビッグバンドを従えてのソウルジャズ・アルバムです。あくまで彼らの魅力は崩さず、パーティー向けの華やかなムードを作り出していますね。ラムゼイ・ルイス・トリオの成功への意識はあったのかもしれません。このレーベルならではのセンスのよい見開きデザインにもご注目を。.
ハーピスト、ジーン・ビアンコが奏でる夢のようなハープの音色と、優雅なオーケストラの響き。水がはねるようなハープの音色が涼風を誘います。「Breeze and I」「Stella by Starlight」「Moonlight in Vermont」などおなじみの曲も、コーラスを交えて気品溢れるアレンジで披露されます。夕暮れ時を演出するにふさわしい、ムーディかつリラクシンな珠玉のイージー・リスニング・アルバムです。.
収録曲・データ
【曲目】A Lovely Way To Spend An Evening / Evening Star / Twilight Time / Drifting And Dreaming / Lullaby Of The Leaves / Moonlight In Vermont // In the Blue Of Evening / The Breeze And I / La Fille Aux Cheveux De Lin / Moonlight In Cocktail / Chopin E-Flat Nocturne / Stella By Starlight
元ブリンズレー・シュウォーツとしてはニック・ロウに続いてのソロ・デビュー。アルバム「Summer Holiday」のプロモーション用に制作されたラジオ向けインタビュー・レコード。質問(こっちの声は未収録)の答えを肉声で収録し、アルバムからの曲を6曲流すという構成です。訛りも愛おしい感じですし、人柄がにじみでています。もちろん貴重なものです。ブリンズレー時代の再演「Hooked On Love」そして「That's The Way I Rock'n'roll」! やっぱり名曲なのです。.
【曲目】Don't Take Your Love Away / I Don't Know How To Love Him / Touch Me / Just Say Goodbye / I Love Your Kind Of Loving / The Long And Winding Road // You've Got A Friend / West Side Apartment / Marie De Vere / How Can I Be Sure (Of You) / Call Me
68年のマーヴィン・ゲイはタミー・テレルとのデュエットで大ヒットを連発しつつも、ソロでは従来型のモータウン・ソウルとはまた違ったニュアンスを身につけつつあった時期でした。曲調はそれ風でも、より自身の苦悩や意志が感じられるようになってきています。この年の最後に放ったヒットが「I Heard It Through The Grapevine」。こちらはさしずめその前奏曲でしょうか。全米チャートでは最高32位。モノラルミックス。.
ヴェンチャーズの手にかかると、カントリーがこんなにロックな音楽になります。そもそもロカビリーの要素の一つとも成っていたカントリーなのだから当然なのかもしれませんが、それにしてもスゴイ。キャリア初期の快進撃を伝える熱気をはらんだサウンド、そして黄金のメンバーによるエレキ・インストのクラッシック。のちに「I Walk The Line」のタイトルでジャケも新装してリイシューされますが、こちらがオリジナル盤です。.
収録曲・データ
【曲目】Panhandle Rag / Wabash Cannonball / San Antonio Rose / I Walk The Line / Wildwood Flower / I Can't Stop Loving You // Lovesick Blues / Steel Guitar Rag / You Are My Sunshine / Oh, Lonesome Me / Sugarfoot Rag / Born To Lose
タイトル曲は彼女の名唱で知られていますね。バラードだと思っていたのですが、意外やゆっくりとシャッフルするワルツでした。異色なのは太いベースと太鼓とフィンガースナッピンだけをバックに歌う「Came On-a My House」で、スカスカの空間を彼女の色気だけで埋めてゆきます。色っぽいのですが、決して気品は崩さない。それが彼女の魅力なのですね。.
収録曲・データ
【曲目】Love Letters / The Second Time Around / I Love You Porgy / What A Difference A Day Made / Never On Sunday / I Miss You So // All The Way / Come On-a My House / Hey There / And That Reminds Me / Fascination / Broken-Hearted Melody
写真ではわかりにくいかもしれませんが、ジャケに浮かぶ12個の男女のシルエット。これすべて、何らかのかたちで抱き合っている恋人たちなのです。そのうるわしい気分を静かにピアノとオルガン(時々寄り添う伴奏オルガンと)で表現したセンシティヴなムード・ミュージック。ラストを締める「I’ll See You In My Dreams」を聴くと、夢の中で出会う恋人たちってまさにこんな感じだろうなとウットリ。こんな音楽はいまではなかなか出会えないでしょうね。.
収録曲・データ
【曲目】These Foolish Things Remind Me Of You / Love Me Or Leave Me / Love Is A Wanderer / Everything I Have Is Yours / My Ideal / I Got It Bad And That Ain’t Good // The One I Love Belongs To Somebody Else / When Your Lover Has Gone / Lazy Afternoon / Ain’t Misbehavin’ / If I Had You / I’ll See You In My Dreams
大ヒット曲「No Matter What Shape(ビートでO.K.)」を冒頭に収録したエレキインスト・バンドの人気盤。ガーリーなコーラスが入ったりと、60'sインスト好きをうならす素晴らしいアレンジはペリー・ボトキン・ジュニア! フォー・シーズンズ「Let's Hang On」やディランの「Don't Think Twice, It's All Right」など、カヴァーもナイスです。.
ウィリー・ネルソンのレアな初期シングル! テキサスに拠点を置いていた当時28歳のネルソンがナッシュヴィルに移住した時期のシングルです。Libertyからシングルを数枚リリースしながらも、まったくヒットに恵まれていなかった時期で、「Mr. Record Man」というタイトルにも成功への願いが表れているように感じます。今となっては貴重なシングル!.
名作ライヴ「Ride The Wind」よりもさらにアコースティックかつ分裂気味。ティム・ハーディンの名曲「ミスティ・ローゼス」ではジェシ・コリン・ヤングの歌とバナナのエレピが絶妙にマッチ。フリーフォームなヘンテコ・インストやバナナのバンジョー演奏など、このあとに展開するRaccoonレーベルを予見させる、ひねくれ者たちの宴といった内容です。複数のライヴ収録音源からの選曲。だいたい「ロック・フェスティヴァル」というタイトルで、ジャケが岩(ロック)の集まり、ってひねくれすぎ!.
収録曲・データ
【曲目】It's A Lovely Day / Faster All The TIme / Prelude / On Beautiful Lake Spenard / Josiane // Sea Cow Boogie / Fiddler A Dram / Misty Roses / Interlude / Peepin' 'N' Hidin' (Baby, What You Want Me To Do) / Ice Bag【Recording】Recorded At: The Famly Dog on the Great Highway, San Francisco - Easter Sunday - March 29, 1970 / Provo Park, Berkeley - May 19, 1970 / University of Santa Clara - April 18, 1970 / Pacific High Recording - San Fancisco - July 21, 1970/ Barn - Marshall - April 16, 1970