豪華なメンバーが参加したイギリス録音。ちょっとひねくれたポップ感覚を漂わせつつ、彼のナイーヴさ、都会っ子的な部分がよく出たアルバムです。B-1「Crying In My Sleep」はナイーヴなシティポップ・バラードでとてもいいです。バックで聴こえるコーラスはジョニ・ミッチェルと、彼の実妹スーザン・ウェッブ。.
収録曲・データ
【曲目】Ocean In His Eyes / Feet In The Sunshine / Cloudman / Lady Fits Her Blue Jeans / Just This One Time // Crying In My Sleep / It's A Sin / Alyce Blue Gown / Land's End/Asleep On The Wind
美人シンガー、ジョニ・ジェイムス、ジャズりまくる! 彼女のもっともスインギーな一面が出た大傑作アルバム。ジャズコンボをバックに、ノリノリすぎなんじゃないの?と思うほどの抜群のヴォーカルを聴かせます。A-1「Deed I Do」からメドレーで進む「You Came A Long Way From St. Louis」や「September In The Rain」などかっこいい歌の連発! ジミー・ハスケルのアレンジも最高!.
収録曲・データ
【曲目】Deed I Do / You Came A Long Way From St. Louis / Fly Me To The Moon In Other Words / I Feel A Song Comin’ On / Lullaby Of Birdland / You Do // On The Sunny Side Of The Street / My Melancholy Baby / Basin Street Blues / I Got It Bad / By The Way / September In The Rain
【曲目】The Calling / Mainstream / Man Out Of Time / Come And Give It All You Got // Praise His Name And See It Happen / Give It Up / Believing For The Best In You / One Song Is Not Enough / It Is Done
60年代にヒッピー・グッドタイム「Sprit In The Sky」の大ヒットを持つ彼が、自然回帰の方向を見せ始めたソロ2作目。次作の名作「Petaluma」につながる”ほのぼのアコースティック”な雰囲気の作品と、従来のロックンロール+グッドタイムミュージック的な作品とが相半ばしつつ共存しています。「Canned Ham」のユーモア、「Miss Fancy」の甘さなど、もっと評価されてもいい好盤と断言。.
収録曲・データ
【曲目】Back Home Again / Rhode Island Red / Canned Ham / Titfield Thunder / Miss Fancy // Lucille Got Stealed / Circulate / Hook & Ladder / Damper / I. J. Foxx【Producer】Erik Jacobsen
オールディーズのアイドルのひとりと日本ではとらえられていますが、実は64年ですでにこの人は30歳。他のシンガーよりもひと回り上だったのです。そんな彼がビートルズ来襲に対抗すべく(?)、デヴィッド・ゲイツをプロデュースとアレンジに迎え、ビート感重視で制作した攻めの気分のカヴァー・アルバムです。大穴トラックは「Our Day Will Come」! ボ・ディドリー・ビートでこの曲をカヴァーしたのは、アメリカ広しと言えどもこの人くらいでしょう! かっこいい!.
収録曲・データ
【曲目】Memphis / I Want To Hold Your Hand / Raindrops / The Loco - Motion / Kansas City / Hey Baby // Walk Right In / Sweet Little Sixteen / Mashed Potato Time / Searchin’ / Way Down Yonder In New Orleans / Our Day Will Come
ブラジル’77として、ではなくソロ名義ですが、ふたりの女性ヴォーカルを起用するなど、基本的なスタンスは変わらず。デイヴ・グルーシンを共同プロデュースに迎え、AOR的なメロウさとスタイリッシュなブラジリアン・テイストが溶けあった気持ちいい一枚です。カヴァーの多い「If I Ever Lose This Heaven」はここでも最高の仕上がりですし、ダニー・ハサウェイ「Someday We’ll All Be Free」カヴァーは感動的ですらあります。.
カンツォーネから生まれた人気曲「I (Who Have Nothing) 」は全英16位/全米14位とヒットし、彼の代表曲のひとつになりました。人気絶頂中に発表された作品で、彼の熱いソウルが全面的に展開されています。そんななかで、ロッド・マッケン作詞作曲の「Love's Been Good To Me」がとても繊細な味わいを添えています。やっぱり歌がうまいんです、胸を打つんです。.
収録曲・データ
【曲目】Daughter Of Darkness / I Have Dreamed / Love's Been Good To Me / Lodi / Try A Little Tenderness // I (Who Have Nothing) / What The World Needs Now Is Love / With One Exception / To Love Somebody / Brother, Can You Spare A Dime / See Saw
「Never Can Say Goodbye」(ポップ9位/ダンス1位)で颯爽と全米デビューを果たした70年代のディスコクイーン。最大のヒット「I Will Survive」が生まれるのは79年ですが、その間もグッドコンディションをキープしています。このアルバムも大ヒットこそ出ていませんが、ゴージャスな味わいが最高!.
【曲目】Fifty-Five / Good Days Are Rollin' In / Band Of Steel / For A While // Sweet Virginia / Yesterdays & Tomrrows / I’ll Be Lucky / Her Song / Ramblin’ Cocaine Blues
【曲目】Santa Lucia / I Have But One Heart / Non Dimenticar / Come Back To Sorrento / You’re Breaking My Heart / Anema E Core // O Sole Mio / Dicitencello Vuie / Chitarra Romana / Luna Rossa / Per Un Bacio D’amour / Arrivederci Roma
フォーク・シーンとの深い関わりから論じられることの多い彼女ですが、60年代のソロ作はどれもジャジーでブルージーなヴォーカル作品。本作はその中では、選曲やアレンジ面も含め、もっともポップ要素が強いといえるかもしれません。バカラックの「Any Day Now」で幕開けするというのはかっこいいです。フレッド・ニール「The Other Side Of This Life」「Just A Little Bit Of Rain」も採り上げています。4ビートでスイングする「Feeling Good」忘れずに!.
Blue Noteの大スターだった彼らが新天地を求めてLimelightへ。ビッグバンドを従えてのソウルジャズ・アルバムです。あくまで彼らの魅力は崩さず、パーティー向けの華やかなムードを作り出していますね。ラムゼイ・ルイス・トリオの成功への意識はあったのかもしれません。このレーベルならではのセンスのよい見開きデザインにもご注目を。.
ハーピスト、ジーン・ビアンコが奏でる夢のようなハープの音色と、優雅なオーケストラの響き。水がはねるようなハープの音色が涼風を誘います。「Breeze and I」「Stella by Starlight」「Moonlight in Vermont」などおなじみの曲も、コーラスを交えて気品溢れるアレンジで披露されます。夕暮れ時を演出するにふさわしい、ムーディかつリラクシンな珠玉のイージー・リスニング・アルバムです。.
収録曲・データ
【曲目】A Lovely Way To Spend An Evening / Evening Star / Twilight Time / Drifting And Dreaming / Lullaby Of The Leaves / Moonlight In Vermont // In the Blue Of Evening / The Breeze And I / La Fille Aux Cheveux De Lin / Moonlight In Cocktail / Chopin E-Flat Nocturne / Stella By Starlight
シンプルで洒落たセンスや不良っぽいムードを重視する彼のスタンスはジャズ・ファンにはちょっと敬遠されてますが、今聴くとど真ん中! その中でもやさぐれた不良ボッサ感が素晴らしい一枚です。ア・トライブ・コールド・クエストがかつてサンプリングした「Dirty Old Bossa Nova」収録。ちなみに、ジャケに写った壁の落書きには、「J.M. is a nut(プロデューサーのジャック・マーシャルは音楽バカ)」「D.C. loves F.S.(社長のデイヴ・キャヴァナーはF.S.が大好き)」とあります。F.S.はシナトラのことだそうですよ!.
収録曲・データ
【曲目】Watermelon Man / Smolderin’ / Li’l Darlin’ / Turista / If Ever I Would Leave You / One O’Clock Jump // Deep Fly / Rough Ridin’ / Satin Doll / Smokin’ / One Note Samba / Dirty Old Bossa Nova
元ブリンズレー・シュウォーツとしてはニック・ロウに続いてのソロ・デビュー。アルバム「Summer Holiday」のプロモーション用に制作されたラジオ向けインタビュー・レコード。質問(こっちの声は未収録)の答えを肉声で収録し、アルバムからの曲を6曲流すという構成です。訛りも愛おしい感じですし、人柄がにじみでています。もちろん貴重なものです。ブリンズレー時代の再演「Hooked On Love」そして「That's The Way I Rock'n'roll」! やっぱり名曲なのです。.
【曲目】Don't Take Your Love Away / I Don't Know How To Love Him / Touch Me / Just Say Goodbye / I Love Your Kind Of Loving / The Long And Winding Road // You've Got A Friend / West Side Apartment / Marie De Vere / How Can I Be Sure (Of You) / Call Me
68年のマーヴィン・ゲイはタミー・テレルとのデュエットで大ヒットを連発しつつも、ソロでは従来型のモータウン・ソウルとはまた違ったニュアンスを身につけつつあった時期でした。曲調はそれ風でも、より自身の苦悩や意志が感じられるようになってきています。この年の最後に放ったヒットが「I Heard It Through The Grapevine」。こちらはさしずめその前奏曲でしょうか。全米チャートでは最高32位。モノラルミックス。.
「Ain’t No Stoppin’ Us Now」の大ヒットを放ったフィリーソウルの名ソングライター・コンビ。その勢いに乗ってこのセカンドも大ヒット、と言いたいところですが、そうはいかず。しかし、タイトル曲は「Ain’t No Stoppin’ Us Now」の続編というべきビートと高揚感。彼らの書く曲とパフォーマンスに間違いはないです!.