ハンガリー生まれのジャズ・ギタリストとして60年代にフランス録音のアルバムを二枚残しているこの人。実はもともとの手習いはヴァイオリンでした。Flying Dutchmanの傍系としてボブ・シールが立ち上げたレーベルで、NYの腕利きたちとモダンなバックで録音した本作は基本がエレクトリック・ヴァイオリン。でも機械的じゃない、なまめかしくて色っぽい音です。一曲ギター。タイトル曲「I Love You」の見事なボッサに時を忘れそう。.
隠れアコースティックスイング名盤。アコギ1本でスイングするジャジーなナンバー「It's A Sin To Tell A Lie」が最高です。往年のポップスファンは「馬場こずえさん!」と叫んでるかもしれませんね。タイトル曲も最高のインスト。そして黒人ブルーススインガー、ルイ・ブルーイも参加した「Mama Don't Allow It」も最高にスイング。名曲「City Of New Orleans」で知られる愛すべきSSWがスイング心全開で挑んだ快作です。.
収録曲・データ
【曲目】Door Number Three / Blue Umbrella / This Hotel Room / Spoon River / Jessie's Jig (Rob's Romp, Beth's Bounce) // It's A Sin To Tell A Lie / I Can't Sleep / Moby Book / Lookin' For Trouble / Mama Don't Allow It