ナッシュヴィルのスイング・フィドラー、入魂のダイレクト録音一発録りアルバムです。レニー・ブローやジョニー・ギンブルなど名うてのセッションメンが集い、緊張感とまろやかさが交錯したスリリングなセッションを繰り広げます。ジャズの素養と70年代半ばならではのエレピ音やリズム感覚が相まって最高に絶妙なのです。「確かにそこにいる」感! シリアルNo.3350番のステッカーがジャケに貼られています。.
Lady Be Good.
Jordu.
Autumn Fling.アメリカの東海岸ルーツミュージックの殿堂レーベル、Rounderの超初期リリース。SP盤に刻まれていた戦前ストリングバンドの調べに魅了された若者3人組です。ギター、フィドル、バンジョーに見事なハーモニー。スーツで新聞眺めながら自動車電話って、いかにも都会人っぽい格好でこれほどルーラルな音楽をやるってのが、小粋で憎めない最高のトリオ、唯一のアルバムです!.
Cluck Old Hen.
Baldheaded End Of A Broom.
Dill Pickles Rag.ジャンゴ・ラインハルトの歩みを年代順に追うシリーズ。第14集は、第二次世界大戦の戦中から戦後に向かう録音がメインです。自身の楽団、終戦直後に結成したジャンゴ&ヒズ・アメリカン・スイングバンド、そして再編成ホット・クラブ・オブ・フランスなどを収録。戦火のなかでも多人数でレコーディングしていて、音楽の火を絶やさなかったことがわかります。.
Oubli.
I Can’t Give You Anything But Love.
Swingtime In Springtime.黒人ジャズヴァイオリンの草分けエディ・サウスが戦前にパリに滞在していた時期の音源集(1928年と1937年)。なんとジャンゴ・ラインハルト、ステファン・グラッペリとの共演も収録。1928年録音「Doin’ The Raccoon」で飛び出すコーラスに仰天。ジャンゴとのデュオ「Eddie's Blues」は至福の境地です。28年録音は音質こそ悪いですが、演奏はとっても活き活きしてます!.
Doin’ The Raccoon.
Eddie's Blues.
Daphne.フィンガーピッキングの名手ダック・ベイカーが、アメリカの伝承曲をひたすら弾きまくる1枚です。ニューオリンズの「The Jackson Stomp」、メジャーリーグファンにはおなじみ「Take Me Out To The Ball Game」など、耳に心地よいメロディとガットギターの音がいっぱい。録音はサンフランシスコ。.
The Jackson Stomp.
Take Me Out To The Ball Game.
Doctor Jazz.アルゼンチンのジャンゴ・ラインハルトとの異名を持つギタリストのSP音源を集めた好編集盤。アナログで聴ける音源は限られているため、戦前SPをコンパイルしたOld Masters盤は重宝します。指力、歌心ともにジャンゴに負けず劣らず。洒落心という点では、ひょっとしてこちらに軍配が上がるかも。「Swingin' On A Star」など楽しい名曲中心の編集。不意に飛び出す小唄やスキャットにも悶絶。.
Swingin' On A Star.
Jeepers Creepers.
Russian Lullaby.ステファン・グラッペリ在籍時のオリジナル、パリのホットな五重奏団。その初レコーディング年である1934年の音源にこだわって編まれたコンピレーション。まだまだアメリカのスタンダード中心の選曲ですが、初々しい気分を味わっていただけます。もちろん、演奏はこの時点ですでにカンペキ。ジャケのデザインもいいですね。.
Dinah.
Tiger Rag.
Blue Drag.ベルギー出身のアコースティックスイング・カルテット。これが4枚目のようです。ジャンゴ・ラインハルトの流儀でばっちりキメてくれてるんですが、ヴァイオリンの代わりにクラリネット/サックスがアクセントになっているのがポイント。インスト主体ですが歌も味があってよいですよ。.
Undecided.
I Surrender Dear.
Fleur De Lavende.ロバート・クラムによるカヴァーイラストへの人気と、プレス数が少なかったためか、今や海外でも大変な高値で取引されることの多いアルバムになりました! ウクレレ・アイクことクリフ・エドワーズの戦前録音を集めたYazoo編集盤。ロマンチックでドリーミー、軽やか。この時期の彼のSP盤やラジオでの録音のコンピレーションはいくつもありますが、やっぱりこのジャケ、彼の毒っぽさも押さえたこの選曲は持っておきたい……。.
Hard Hearted Hannah.
I’ll See You In My Dreams.
California.デンマーク出身のヴァイオリニスト。ストリングス+ジャズ・コンボを基調にした北欧出身らしい気品とかわいらしさあふれるイージーリスニング盤です。ヴァイオリンの流麗さ、ピチカートの軽やかさが北欧の調度品のように収まっていて。紅茶の似合う逸品です。口笛とフィドルのデュエットが楽しいA-6「Can You Whistle, Johanna?」素敵です。アリス・バブス、ユーリク・ノイマンらと結成したラブリーなスイング・トリオ、スウェ・デーンズの人でもあります。.
Can You Whistle,Johanna?.
Tabu.
You Are My Lucky Star.ハンガリー生まれのジャズ・ギタリストとして60年代にフランス録音のアルバムを二枚残しているこの人。実はもともとの手習いはヴァイオリンでした。Flying Dutchmanの傍系としてボブ・シールが立ち上げたレーベルで、NYの腕利きたちとモダンなバックで録音した本作は基本がエレクトリック・ヴァイオリン。でも機械的じゃない、なまめかしくて色っぽい音です。一曲ギター。タイトル曲「I Love You」の見事なボッサに時を忘れそう。.
I Love You.
二人でお茶を.
Donna Lee.隠れアコースティックスイング名盤。アコギ1本でスイングするジャジーなナンバー「It's A Sin To Tell A Lie」が最高です。往年のポップスファンは「馬場こずえさん!」と叫んでるかもしれませんね。タイトル曲も最高のインスト。そして黒人ブルーススインガー、ルイ・ブルーイも参加した「Mama Don't Allow It」も最高にスイング。名曲「City Of New Orleans」で知られる愛すべきSSWがスイング心全開で挑んだ快作です。.
It's A Sin To Tell A Lie.
Mama Don't Allow It.
Blue Umbrella.コミックソングを歌うカントリーデュオとしてアメリカで長く人気を誇ったホーマー&ジェスロのジェスロ・バーンズ。ホーマー亡きあと、新たな相棒を見つけました。それが同じマンドリン奏者のレッド・レクター。すでにふたりは古い友達だったみたいです。基本は2人のマンドリンによる音の会話。ギター、ベースがときどきサポートするのみで、凄腕なのに、くつろぎの時間です。.
Rainbow.
Cielito Lindo.
When I Grow Too Old To Dream.「St. Louis Blues」のファンキーなスタートにびっくり! 1973年12月にパリで行われたセッションを収録。主役のグラッペリとゲストのビル・コールマン(トランペット)を除けばメンバーが若いということもあるんでしょうが、この演奏は素晴らしいです。.
It Don’t Mean A Thing.
Stardust.
I Got The World On A String.ドブロ好きにはたまらない一枚。発売元のRidge Runnerは、アコースティック・スイング名作「Jazz Grass」で知られるスリム・リッチーが主宰したレーベル。このアルバムにも「Jazz Grass」に通じる活き活きと弾む力強いビートの魅力がありますね。グイグイッと足を前に運ぶ感じで、自由闊達にメンバーがセッションしています。.
Nobody Knows You When You’re Down And Out.
Lost In The Ozone.
Tennessee Waltz.